週末の土曜日、堺高石青年会議所主催のフォーラム、「堺から考える日本の道州制」に参加してきました!(会員ですのでスタッフとしてですが)
前半は前岩手県知事であり、元総務大臣の増田寛也氏による「地域主権及び道州制について」というテーマでの基調講演。
道州制のメリットとして、
① 州知事一人という指揮官のもと、経済の規模が大きくなりスケールメリットが得られる。
② 決定主体が近くなることで住民に身近な行政が実現。
③ 国の出先機関が無くなり、中央省庁の解体に繋がる。
などの点が挙げられ、逆にデメリットとしては
強力な権限を持つ州知事を議会が本当にコントロールできるのか疑問。
というお話でした。
物事を進めるときにはメリット・デメリットがあって当然です。メリットのほうが大きいならやるべきだと思います。そしてデメリットをいかに小さく出来るか。ダメ出しばかりしていては結局何も進まず気付いた時には沈没してしまってますからね。。。
後半は岡部まり氏をコーディネーターに、パネラーに増田寛也氏、竹山修身・堺市長、渡辺周・衆議院議員を迎えてのパネルディスカッション。
道州制や関西広域連合、また大阪都構想の中についての堺市長の考えは以下の通り。
地方分権 について・・・ 南大阪をまとめる自治体としての立場でありたい。
関西広域連合 について・・・ 道州制の前段階として考えている。今後堺も参加したい。
大阪都構想 について・・・ 理念は認める。しかし堺が入っているのは遺憾。堺には二重行政は存在しない。人口規模については84万人が適切か検討したい。
今回のフォーラムを通して感じたことは、やはり 関西は東京の一極集中を打破できる唯一の存在であり、けん引役として大きなポテンシャルを持つ大阪の位置づけは重要 だということ。
長引く不況と日本全体を覆う閉塞感の中、どんどん衰退している国力を復活させるために一刻も早く手を打たなければなりません。私は希望の光は大阪から発することができると信じています。
このままでいいのか、変わらなくてはいけないのか。
今のままじゃダメなら、どうするのか。
行政や政治家だけではなく、住民も自分たちや子供・孫の将来の為に本気で考え、決断する覚悟が必要ではないでしょうか。