一昨日、自転車博物館 にて「自転車を活かしたまちづくり」について講義を受けてきました。


永藤英機の「堺から日本を元気にする」ブログ


堺は明治時代から自転車の修理や部品の製造が盛んに行われていて、現在全国の自転車部品製造のシェア4割を誇るという自転車の街です。また「自転車産業が地場産業といえる国内唯一の街」ということで、この自転車の街・堺ならではの様々な取り組みができるのでは、というのが主な内容。


その通り!と同意できることばかりだったのですが、何か頭の中にモヤモヤが。


以前にも同じようなのを聞いたことがある・・・


いや、堺のまちづくりについて提言している書籍なんかでは自転車を活用する提案は結構頻繁に登場しています。毎回外国の都市のレンタサイクル事情が紹介されたりして。


特にデメリットも見当たらないのになぜ進まないんでしょうか?費用は確かに掛かりますが、まちづくりとして堺の発展を考えれば決して高いものではないはず。


そこで敢えて、私も提言したいと思います。


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「自転車の街・堺」としてのまちづくり


1.市民の足として


堺は東西方向の交通が弱く、車以外での移動がとても不便です。電車などの公共交通機関はこの50年間色々と思案されながらもまだ実現に至っていないという状況ですから、東西交通の整備がすぐに解決できるとは考えにくいのが現状です。


そこで、自転車です。


各駅や決められたスポットにそれぞれ100台規模のレンタサイクルを配置。

ICカードを使うなど、24時間いつでも貸し借りができるような仕組み。

主要道路には自転車専用レーンを作り、走行がしやすいようにします。

自転車の街の住民として、堺市民にどんどん活用してもらいます。


2.観光資源として


堺の観光名所が集まるエリアはそれほど広くありませんが、それでも歩いて回るとなると大変です。前述の「市民の足として」のレンタサイクルを観光客にも開放することで堺の各観光名所間の移動がずっと楽になるものと思われます。


せっかく仁徳天皇陵が世界遺産になっても、堺市内の交通が不便という理由ですぐに大阪市内に出て行かれては堺の経済活性化に繋がりません。堺を訪れた国内外の観光客に一日楽しんでもらうためにも、観光客が堺を巡りやすいような施策は必要です。


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本気で堺市が自転車を前面に打ち出そうとするのであれば、スピードが勝負です。のんびりしていたのではいつまで経っても実現なんてできません。いま決めて、冬に着手し、来年には実現させる。それくらいの意気込みを持って是非やって欲しいものです。


「堺・自転車特区」、作りませんか!? 


※法的には特区にする必要は無さそうですが、響き的に(笑)


永藤英機の「堺から日本を元気にする」ブログ

自転車博物館に展示されていた世界初の自転車、ドライジーネ。

地面を足で蹴りながら進みますキラキラ


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