当ブログでこれまでカジノ誘致 やWTC問題 など度々取り上げてきた大阪・南港の話題。
南港にあれを作る、これを作るというプランは多々ありますが、施設を一つ作ったからといって南港が再生し、大阪に漂う閉塞感を一掃できるわけではありません。「南港全体をこんな地区にしたい!」というグランドデザインが必要です。
今回のアイデアも、単独では意味を持たない総合計画としてのアイデアです。
それは、昨年11月に訪れた香港から影響を受けた、その名も
『南港スターフェリー計画』!
香港は中心部が香港島と九龍(クーロン)島に分かれています。
(下:香港島、上:九龍島)
この2つの地域の間には地下鉄が通っていますが、
観光客に人気なのは何といってもスターフェリー という渡し舟。
約10分かけてのんびりと香港島と九龍島を結びます。しかも運賃はなんと約40円!
中はこんな感じ。
外国人観光客や地元の人で賑わっています。
この「スターフェリー的なものを、南港に導入してはどうか」というのが計画の趣旨。もちろん今のままの南港ではメリットは大きくありません。赤字事業となるのは目に見えています。
しかし、WTCに府庁が移転されることを機にこの地域が活性化し、さらにカジノが誘致され、高級ホテルやショッピングゾーンが併設されて、既存の海遊館エリアやUSJと併せて一大エンターテイメントスポットが形成されたらどうでしょうか?
この南港エリア一帯は、国内外の観光客を集める大阪屈指の集客地となる可能性があります。
これらの地域の間を結ぶフェリーや観光船を導入して1回の乗船代を100円とするなど利用しやすい設定にすれば、きっと香港のスターフェリーのような目玉になると私は思うのです。
(赤色の線が今回提案する航路、青色は既にある航路※大人800円)
実現されるとしても、先走りせず他の計画(カジノ・WTCなど)と並行して進める必要がありますが、南港のグランドデザインを考える時には有効なアイデアだと思います。
南港の(未来の)観光地を繋ぐ名物船、いかがでしょうか!
あと、香港島にはトラムと呼ばれる路面電車が住民の足としても観光路線としても大活躍しています。(1回の乗車はどこまで乗っても約30円均一!)
大阪で唯一の路面電車、阪堺線の活性化策もここにヒントがあるかも?
私が海外で見てきたものには大阪再生のアイデアになり得るものがたくさんありました。これからも提案としてブログに挙げていきたいと思います