昨日、プロ野球の阪神タイガース・金本知憲選手が10年以上続けてきた「連続試合フルイニング出場」の記録が1492試合で止まりました。


野球選手は怪我が付き物と言われている中で常に主軸を任されてデッドボールを受けた翌日も骨折していてもこれだけの長いあいだ試合に出続けたことは偉業という他にはありません。


と、ここまでは阪神ファンとしての私の感想。


今回私が述べたいのは、その決断についてです。


この偉大な記録に終止符を打ったのは、金本選手自身の決断でした。


記録が止まったのは確かに残念ですが、昨日決断したことはこれ以上ないくらいの良いタイミングだったのではないでしょうか。


金本選手の今シーズンは打率が1割台と低迷し、前日の試合では外野からバックホームする時に返球が内野にも届かず、肩の状態の悪さを露呈しました。私はその映像を見たときに、「もう休んでくれ」と願いました。それは金本選手だけではなく、阪神タイガースというチームのためでもあります。


個人の成績は確かに重要ですが、それ以上に大切なのがチームの勝利だと思います。個々の選手は「チームが勝つ」という目標に向かって戦っています。そこに敢えて(その時点では)使えない選手を入れることは不協和音の原因にもなりかねません。


真弓監督は「もう少し頑張ろう」と言ったそうです。

これまでの金本選手の阪神に対する功績を考えれば当然かもしれません。2003年、2005年と阪神をセリーグ優勝に導き、下位に低迷していた阪神を強豪チームに押し上げました。そんな彼に、10年以上培ってきた記録を捨てろとはなかなか言えないでしょう。


だからこそ、金本選手が自ら決断したことはとても大きいと私は思うのです。



さて、現在の政治の世界ではどうでしょうか。


政治家は、個人の権力や名誉を誇示するために「国益」を無視してはいませんか。

自分の政党を守るために、間違っていることでも押し通したりしていませんか。

身を引くべき時に、自分のことだけを考えて留まってはいませんか。


政治家(特に国政)は国民の代表として、日本という国を背負っています。

「国益」を第一に考えないものは政治家をすべきではありません。


金本選手に負けないように政治家もそれぞれの役割を考えて決断し、

「日本」というチームを勝ちに導こうではありませんか!


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