アコースティック・ノスタルジーを感じる「大橋トリオ」 | 馬込と白楽

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■LIVE情報
5/23(土) 大久保水族館 14:00START(横田バンド)
6/13(土) 柴崎MISS YOU START未定(馬込と白楽)

fake book III / 大橋トリオ

¥2,415
楽天

Artist:大橋トリオ
Album : Face Book Ⅲ
Date : 2012/03/21
[tracklist]
1.GRACEKELLY
2.ラブリー
3.LALALA LOVE SONG
4.あの素晴らしい愛をもう一度
5.自由の街
6.真夜中のひだまり(english version)
7.チェリーのラブレター
8.Brick

■一言コメント
 力の抜けた癒しサウンド。新解釈アレンジが素晴らしいアコースティック・アルバム

■ここ聴きドコ
 力の抜けた歌、サウンド。楽曲はあくまでもアンプラグドなサウンド。聴かせどころは「角のない優しいサウンド」「曲の良さ」「アレンジ」です。ここんところ、日本の音楽シーンは聞き飽きたK-POP,お子様歌謡のAKBが蔓延し、耳がダメになって来てました。そんなわけで耳と心に届く心地よい音楽を探す旅に出てました。

そして、巡り合った一枚がコレ「Face Book Ⅲ」。タイトルは何だかな~って感じですが、内容が良いのでよしとする。他にもこのカバーシリーズが前作に2枚ります。このアルバムに飽きたら聞いて見ようと思います。他のアルバムは聞いた事ないのですが、このアルバムだけで十分にそのセンスが伝わってきます。

特に耳を奪われたのが「LA LA LA LOVE SONG」「あの素晴らしい愛をもう一度」の2曲。前者は色んな方がカバーしてるので今更と思いましたが、どっこい斬新。何処かJazzy、でも歯切れ良く、ダラダラしないアコースティック感が素敵。後者は小学校の音楽の時間以降に歌った事ないです。

でも、このメロディーが今回のアレンジにより、こんなにも切なく、ノスタルジックな曲だという事を気づかせてくれました。この新解釈できるセンスは今、日本でTOPなセンスだと思います。
グダグダいってますが、どんな方にもオススメの一枚。日中の喧騒から逃れ、夜に小さなスピーカーから流し、一人酒のお供にピッタリな大人のアルバムです。「あの素晴らしい愛をもう一度」が傷つき疲れた心の癒しになると思います。他の曲もほのぼのした楽曲もあり、休日の緑道をてくてくと散歩のお供にも心地良いアルバムです。ぜひ愛聴の一枚に加えて頂きたいです。

■歌
 決して大声を出さず、力をぬいたボソボソ感が大橋トリオの持ち味。歌の上手さ等を求めるアーチストではないです。この歌い方でいいのです。

■楽曲
 彼のアレンジは「メロディー」「曲」を活かすために、あえて目立つ音色を避けてます。演奏はあくまでも楽曲を盛り上げるためのもの。ドラムなんてどうでもいい感の打ち込みと思われる。ベースはウッドベースを控えめに鳴らします。他の音はあったかな?という程度でアコースティックです。そででもメロディーを際立たせる為に演奏をフレーズ、フレーズで極限まで減らしてます。「LA LA LA LOVE SONG」の1コーラス目のAメロなんで、ウッドベースとドラムだけってびっくりです。
 
■評価
サウンド:★★★
歌   :★★
曲   :★★
買い得感:★★

残念ながらYoutubeにはないのでiTunesからどうぞ→ここ