いえ、今までもずっと本は読み続けていたのですが、投稿し忘れていました( ̄。 ̄;)
というわけで、
最近読んだ本を紹介します

からくさ図書館来客簿 第四集
作者は仲町六絵さん、イラストはユウノさんです
え~……白状しますと、完全に表紙買いです(笑)
だって、お2人ともすごく美しいじゃないですか!特に女性の方が!!
もちろん、男性の方も格好いいですよ~。個人的には一刊目の扉絵(という表現で合っているのでしょうか?)がすごく格好良いと思っています

あぁ………イケメン…
これを見て、買うのを決めたと断言できます!
……すみません、話を進めます
○あらすじ(一刊目より)
京都の一角に佇む「からくさ図書館」は、優しげな図書館の青年と可憐な少女とが二人きりで切り盛りする、小さな私立図書館。
紅茶か珈琲を味わいながら読書を楽しめる、アットホームなこの図書館には、その雰囲気に惹かれて奇妙な悩みと出会ったお客様が訪れる。
それぞれに悩みを抱えるお客様に、図書館長・
悠久の古都で綴られる、ときにほろ苦く、けれど温かなライブラリ・ファンタジー。
いきなり歴史の人が出てきました
皆さんは、小野篁という人物をご存じでしょうか?
平安時代の貴族で、「昼は帝に仕え、夜は
この小説は、その伝説が本物だったと仮定したお話です。亡くなってからも冥府で働いており、今は現世に出張中なのです
ただし、彼一人ではありません。表紙の可憐な女の子が部下として一緒に働いています
時子様と言います。この方も実在した人でしかも皇族だったそうですが、あまり記録には残っていません
平安の時代、篁さんは時子様に歌だったり世の情勢だったりを教えていて、つまり二人は師弟関係にあったわけですが、時子様が18歳という若さでお亡くなりになってしまいます
そして、1200年の時を越え、二人は再び上司と部下という関係で共に過ごすのですが……
1200年ぶりに会った時子様の篁さんの紹介が酷いです
「1200年もこの世とあの世を行き来している間に、デリカシーと常識をどこかに置いて来たらしいわ」
バッサリと上司を切り捨てる部下ww
しかもこの言葉の後に、「変態」の一言が‥……時子様、篁さんには遠慮なしです
しかし、これだけではありません。刊を追うごとにますます酷くなっていきます
「長い間この世とあの世を行き来している間に、デリカシーと常識と慎みをどこかに置いてきてしまったけれど」
「1200年もあの世とこの世を行き来しているうちに常識とデリカシーと慎みをどこかに置いてきて、おまけに誰にも矯正して貰えない気の毒な人でもあるわ」
そして第四集では、
「『長い間あの世とこの世を行き来している間にデリカシーと常識と慎みと真っ当な女性観を失ってる』だなんて!」
「そこまでとは言ってないわ、まだ」
……良かったですね、篁さん。『まだ』大丈夫みたいですよ(笑)
二人のやりとりはおもしろいですが、ちゃんと仕事もしています
生前、善い事をしたのに何らかの理由でこの世にとどまっている幽霊を、天国に送ってあげるのが二人の仕事です
この幽霊は、『道なし』と呼ばれる存在なのですが、人と関わりたがる傾向があるらしく、取り憑かれる人間も何らかの悩みを抱えています
そして、図書館に迷い込んだ道なしの心残りを払いつつ人間の悩みも解決していくのです
さて、前置きが長くなってしまいましたが、やっと第四集の感想に行きます
第四集では、ずっと図書館の中、篁さんの側で道なしたちを見送ってきた時子様が初めて外の世界へと踏み出します。別の先輩たちの元で道なしを送ります
平安時代って高貴な身分の方は屋敷から外に出る機会がほとんど無かったのですが、時子様はとある事情のため一度も外に出たことがなかったのです。まるで『はじめてのおつかい』のようですね
時子様が頑張る一方、篁さんは心配でなりません
過保護の発作を起こしてしまいます。それはもはや上官に「持病」とさえ、称されるほどの重度の発作です
例えば、時子様が湖北(滋賀県)にいる時のこと。篁さんの同僚がこう言いました
「そういや、湖北には熊が出るんだってね。山奥の方」
「熊」
篁は床を蹴り、事務室へのドアのノブに手をかけた。再度太田(時子様を預かっている先輩)に電話して、時子を山奥に一人で行かせるなと言うためだ
先輩も時子様に注意しているはずなのに、時子様も自分で注意するはずなのに、我を忘れて電話をかけようとする篁さん
大事に思われてるのは分かりますけど、
「そこまで心配しなくても大丈夫だから!」
と思わず言ってしまいそうになりました
過保護すぎる篁さんに呆れつつ、時子様はちゃんと修行をします。ちゃんと道なしの話を聞いて、無事に天国に送ります
このことを知ったら篁さんの過保護も少しは収まるのでは‥…いや、まだ続きそうですね(笑)
さて、このお話はただの暖かいお話ではありません。何となく師弟愛を越えた愛がありそうな気がするのです
今までも、それを匂わせるような表現がありましたが、今回___
『あの時自分が抱いたのは、恋情なのだろうか』
と、篁さんの独白があります。『あの時』とは、前の文から察すると二人が生きていた時だと思われます
う~ん……微妙だ。これで『恋情』だと認めてしまっても進展がなさそうというのが私の見解です
今は上司と部下ですが、平安時代は臣下と姫君。篁さんは(変態といえども)きっちりした人だからこのときの身分差を思い出して、線を引きしそうな気がします
何より、時子様が篁さんをどう思っているのかについての描写が一切無いのですよね……だから余計にモヤモヤします
仮に時子様が好意を伝えたとしても、篁さんが身を引きそう
まあ、どうなるかは作者次第ですね
私としては是非とも幸せになってほしいですが
肝心の感想がペラッペラになってしまいましたが、次の刊も楽しみにしています!
次は来年の今頃に刊行でしょうか?今の所、一年に一冊のペースですし
また篁さんと時子様に会えることを楽しみにしています
ここまで読んでいただきありがとうございました