もうすぐ3年生 | ダウン症長女(11歳)と健常児の息子(9歳)を働きながら育てるママのブログ「ダウン症児は天使じゃありません」

ダウン症長女(11歳)と健常児の息子(9歳)を働きながら育てるママのブログ「ダウン症児は天使じゃありません」

ダウン症児は天使じゃありません。これは、よくダウン症の子は天使、という方がいますが私個人的には「子どもはみんな天使」と思っていて、実際、天使なときもあれば悪魔なときもある、ごく普通の可愛いと子どもです。

なづは@あと1ヶ月で3年生。

この前入学式をしたと思ったのに、早いものです。

 

最近の成長記録

・学校で校庭10周を走れるようになった

・縄跳びを一人で10回飛べるようになった

・ひらがなの書き取り スピードが上がってきた

(連絡帳は自分で書き取りしている)

・数字 10の位の数字を数えられるようになってきた

・ピアノ 簡単な曲を片手で弾いている

・お風呂に1人で入りたがる 体と頭は自分で洗っている

・キックボードに、とっても上手に乗れるようになった

 

少しずつお姉さんになってきたなあと感じます。

相変わらず朝はあるきたがらないので、自転車で送迎していますが…。

 

体力がないと思いきや学校では校庭を10周も走れるようになったと連絡帳に書いてあり、驚きです。

学校では、コロナの影響で子どもたちが運動不足になることを憂慮して、1時間目が始まる前に校庭で「運動あそび」というのをずっとやってくれているのだけど、それも体力向上につながっている気がする。

 

そして、息子が4月から1年生。

娘と同じ学校に入学するので、そろそろ娘の障害のことをちゃんと伝えるべき時期が来たのかなと思い、こちらの絵本を買ってみました。

 

あいちゃんのひみつ ダウン症をもつあいちゃんの、ママからのおてがみ 

 

この絵本は、支援学校から地域の学校に転校してきたあいちゃんのママが、子どもたちに向けてあいちゃんの特徴について説明するために書いたお手紙を元にしています。

「どうしてそんなに目がつっているの?」「何をするのもゆっくりなのはどうして?」ダウン症の特徴やその原因、接し方が「なるほど」とわかるお話になっています。

 

6歳の息子にはちょっとむずかしい部分もあったと思いますが、絵本を読みながら、なっちゃんにも生まれつきダウン症があるのだということ、だからおしゃべりや、運動が苦手なんだということを説明しました。

 

「ふ〜ん」と息子なりに納得したようで、その直後は「なっちゃんは、ダウン症だから仕方ないよね!」とことあるごとに外でも話すようになったので少々困りましたが。。笑

 

もし学校入学後にお姉ちゃんが支援学級にいるということをお友達にからかわれたり、何か言われたときに、姉の障害について何もわからない状態だと彼も困るのではないかなと思い、障害があるというのは悪いことではないし、なっちゃんのせいじゃないんだよということを母なりに伝えたつもりです。

 

最近、月に2回ほど娘の通う放課後デイサービスの土曜保育に息子も一緒に参加させてもらっており、そこにはもっと重度の車椅子などのお子さんもいるので、息子には障害のある人たちと一緒に普通に過ごす体験をこれからもさせていきたいなと思っています。

 

そういえば、うちの小学校は結構車椅子のお子さんも多くて、もし息子もそういうお子さんと一緒のクラスになるようなことがあれば、自然と接することができたらいいなと思います。

 

女優の奥山佳恵さんがブログで、4年生になるダウン症の息子さんをいまだに普通学級に通わせていることについて、ヤフコメでネガティブな意見が多く見られました。

 

「自分も子どもの頃に、障害のある同級生のお世話係を任命されて非常に嫌な思いをした」みたいなコメントが多かった。

 

障害のある人とない人がどうすれば、お互いストレスなく一緒に生きていけるのか。

大人たちが向き合わないといけない問題だなと感じます。

 

障害者と一言で言っても、本当に障害の度合や特性はさまざまで、学校選び1つとっても、ダウン症だからこの進学先、と一概にいえない部分が大きいです。

我が子の特徴をよく観察して、ではなく子どもにとって居心地がいい環境を選んでいくしかないのかなと。

幸い、娘は今地域の支援学級に生き生きと通っています。

4月からは5人も1年生が入ってくるそうなので今から楽しみです。