↑前より続く。
あ、ちなみに前の記事のヘッダー写真は番組の公式ホームページの写真を拝借いたしました。
それから、ドラマ制作チームの皆さんの御礼の言葉もすごく胸に来る言葉でした。
ホームページ掲載分より(一部)
コロナ禍、戦争、数年前には思ってもいなかったようなことが起きています。
企画が始まったばかりのころは、戦争の時代から現代までたどりつけば、平和でみんな笑顔でいられる時代が描けると信じていました。
残念ながらそれはかなわず、
2022の春は、みんなマスク姿で、戦争のニュースが飛び込んでくる世界になりました。
それでも、私たちは希望を未来に託しました。
2025年、
ひょっとしたらもっと先になるかもしれないけど、再びみんながふれあい、笑顔を見せあえる時代がくる。
どこの国とも自由に行き来できる。
そんな世の中になってほしい。
心からそう願っています。
ストーリー展開もそうですが、何より収束の兆しが分からないコロナ禍、テレビをつければ飛び込んでくるウクライナの戦争。
この現在進行形の背景もまた、「カムカム」に夢中になる要素も含んでたかなぁと思っています。
そして、約70年前日本もまた、ありとあらゆる街が長く続いた戦禍で苦しみ、多くの人が亡くなり、家や財産を失った戦争があった。
正しくドラマでも描かれててました。
100年遡れば今は平和な日本であっても戦争の辛い歴史を抱えている。
そして、その時代、日本は世界中から孤立し、英語も「敵性語」として学ぶことは愚か、耳にし口にすることすら憚られたこと。
それまで横文字の名前で呼んでいたものを日本風に改めないといけない(安子のお祖父さんが愛用していたタバコである「チェリー」が「桜」になってましたよね…)と。
このドラマの中で1番言いたかったことは
日々の当たり前の日常の尊さではないでしょうか。
そして、ボタンの掛け違え、歯車が外れていって母娘の悲しい別れがあった…
そこから母(安子)と娘(るい)の再会と、
三世代並んであんこを煮て「おまじない」を言うシーンで締めくくられるのはすごく良かったなぁと思います
老齢期の安子を森山良子さんが演じられることに否定的な意見をネットで多く拝見しましたが、私は結構肯定的に捉えています
確かに私も森山良子さんがあまりドラマに出てるイメージこそなかったので驚きましたが、登場した「日系アメリカ人」として生きてきた少し強い感じの「アニー」の中に、少し憂いもあるような感じ(映画村のセットの茶店に入ってお団子を食べるまで少し躊躇していたような?)や、ドラマの初頭で「英語を勉強し続けると想像していなかったような知らない世界に連れて行ってくれる」と言った下りのセリフを言ってた時も「もしやこの人…安子じゃないの?」って思いましたし(笑)
服装の派手さを指摘してる人もいましたが、若い頃の安子って結構赤いベストやモンペを履いていたましたし、稔さんとのデートのシーンもあの時代にしてはかなりお洒落なリバティン柄プリントのワンピース着てたりしてましたしねー。そもそもお洒落な女の子であった上に、長年アメリカで過ごしてればかなり日本人離れしてしまうのは当然ではないかなぁと(実際アニーさんも真っ赤なコート、真っ赤なルージュに赤いマニキュアをされててやはり無意識のうちに赤をチョイスする人なんだなぁと思いましたしね。)
短い間アメリカに滞在経験ありますが…現地の年配の女性の方の格好って大体あんな感じですよwましてやハリウッドで成功されてるという設定だと裏方のスタッフも結構個性的な方が多いですもんね
(むしろ私はアナザーストーリーというかアナザーカムカムで、安子がアメリカに渡ってアニー・ヒラカワとして成功する話とか見たいなぁと今から思っている口ですねw…実現するかどうかはともかく…)
ドラマの余韻に浸りつつ、ラジオ英会話講座リスナーだった人間からしますと、劇中で遠山顕先生や、マーシャ・クラッカワー先生の声が聞けただけで満足です
ロスが辛いなぁ…と思いきや、NHKオンデマンドでも今は見れます(便利な時代になったなぁ…)し、ロスで辛くなった時はそっちにいって元気を出そうかなぁと思います笑
最後におばあちゃんの安子を演じられた森山さんの記事を紹介。
「安子」がそのまま歳をとったという雰囲気を出すためにるい編以降は見ないで臨まれていたんですね
(正直森山良子さんが演技出来ると思ってませんでした…ごめんなさい…でも息子の直太朗さんもエールで印象の残る演技されてましたもんね!)
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!
なんでもない平和な日常が、地球上の全ての皆さんに届きますように…