東電の影響と福祉
東電の影響として、停電と放射能があります。
停電として、最近、気になるのが、駅のエスカレーターです。
バリアフリー対策として、駅のホームや構内に、エスカレーターやエレベータを既存の建物に、設置されるのが増えています。
初めからの設計でないので、無理が生じている場合もあります。
幅の狭い階段に、階段を無くし、上下のエスカレーターを設置しているところもあります。
こういう場合は、エスカレーターは、付属のものでなく、通路としての一部で、必ず使わないと通行できないものとなります。
節電として、エスカレーターを止めてしまうと、利用できる通路も限定されてしまいます。
バリアフリーの対策としてのエスカレーター。
本来の意味合いを誰もが、忘れているのではないでしょうか?
高齢者や障害を持った方、足などの身体面に支障のある方が、無理なく移動をするための機能です。
人間は、楽をしようとする生き物です。
階段は、大変だから、エスカレーターやエレベーターがあれば、使ってしまう。
電力不足を解消するための節電で、エスカレータを止めても、健康な人は、階段を使えばいい。
そうでない人は、気軽に使える手段を絶たれるということになります。
そうすると気軽に、外出をするということが敬遠されてしまいます。
バリアフリー本来の意味を考えて、利用できる工夫を交通機関で、対応してもらいたいと感じます。
次に、放射能の影響です。
これによって、食品が影響を受け、乳製品が品薄になったりして、手に入りにくくなっています。
その他の食材でも、買占めによって、スーパーから、姿を消しているものもあります。
知的障害者更生施設や作業所では、パンやクッキーなどの食品を扱った作業があります。
作業を通して、生活の訓練の場でもあります。
買い物へ行って、食材を購入し、作ったものを販売をするという事を実体験で、学びます。
それが、買い物へ行っても、食材を得ることができないために、作業自体ができない事も生じてきます。
早く、自立支援の場に、影響がないようになって欲しいと感じます。
