運命でなくていい、お前が欲しい――
子作り専用オメガを育てる学院の生徒・優杏は、自由に生きたいという願いを理解してくれた
貴族でアルファのキースを密かに慕っていた。
発情期の夜、運命のつがいとして彼と結ばれるが、規則を破ったことで彼が狙われることに。
愛する人を守るため黙って姿を消す優杏。しかしその身には彼の子が。
四年後、ひっそり子育てする優杏を探し当てたキースは自身が子の父親だと知らず、裏切られたと勘違いしたまま執着してきて――。
華藤えれな先生
イラスト:八千代ハル先生
2018年
二見書房シャレード文庫
大好きな華藤えれな先生の作品です
今回はもう受けのオメガが不憫ですが、一途でとても気持ちが強い
だから意志を曲げない強さがこの物語の柱になっている
なので攻め様がちょっとぐらついたりするとヘタレ気味な印象になってしまう・・・
おかしい
スパダリなのに…(笑)
というくらい
オメガの優杏の印象が強かった
母としての強さ
オメガとしての強さ
これはお見事だった
華藤先生にしてはエロス多めの物語で
いっぱい発情シーンを読めたのには感謝(笑)
オメガバースのいいところは
懐妊して出産し、子育てをするところ
なんだか甘くて
そして溺愛が待っている感じで
いいわあ♡
そこに至るまでの経緯が凌辱だったり
男娼だったりと
薄幸美人健気受けちゃんを作り上げていくのですが
切ない
切ない…
切ないシーンがいっぱいで…( ノД`)
途中からハンカチ常備でぐずぐずやってました
→読んだ日、ちょうど休日で
家族がみんないた中で読んだから失敗でした…
いいシーンで
ソーラーの訪問販売が来たり
宅配便が来たり
クライマックスなのに夕ご飯の支度で途切れたり…くそっ(笑)
いったん中座しなくてはならない休日の午後に
小説はだめだなと思いました
ジュリアンの健気さはまさに母親そっくり
ジュリアンの視点でのお話も読みたいと思っていたら
秋庭がそれらしいので期待しています!!
今度こそ先生にお手紙お渡ししたい(前回先生が他サークルにご挨拶に行っていたタイミングだったのであとにしたら、先生撤収していてSpace丸ごとご不在だった…)
今年はいい感じでオメガバースにはまっています
THE オメガバースプロジェクトの第5シーズンも始まるので
また注目したいと思います
シャレード文庫のオメガバース
今年はいい!!
オメガバース好きな人もそうでない人もお勧めです