裏表紙より引用
世界に名立たるシルヴェストロ国騎士団―そのくせ者揃いな団員たちを束ねる、強さと美貌を兼ね備えた副団長・ノーラヒルデには、傲慢ながら強大な力を持つ魔獣王・黒竜クラヴィスという相棒がいた。竜でありながら人の姿にもなれるクラヴィスと、人間であるノーラヒルデ、種族を越えた二人の間には、確かな言葉こそないものの、互いを唯一大切な存在だと思い合う強い絆があった。そんな中、かつてシルヴェストロ国と因縁のあったベゼラ国にきな臭い動きが察知され、騎士団はにわかに騒がしくなり始める。ノーラヒルデは事の真相を探り始めるが、それと時を同じくして、何故かクラヴィスがノーラヒルデを避けるような態度を取り始め…?
朝霞月子先生
イラスト：ひたき先生
2017年
リンクスロマンス
夏休みに朝霞先生の本を一気に読みまして（月神の愛でる花）
感想を書こうと思っていたのですがまだ書いてません…
でも忘れないうちにこちらは書いておこうと思いました
やっと読んだ感じです…
何度か開けるんですけれど
途中で中断すると忘れる…んです
こちらは「空を抱く黄金竜」「緋を纏う黄金竜」のスピンオフです
が
まだ前作を読んでない（笑）
これは
秋のリンクスフェアで買った本なんですが
特製クリアファイルが付いてきてですね
5枚コンプしました♡♡♡
お金がないっ
恋するインテリジェンス
蒼銀の黒竜妃
妖精王の護り手
スクランブルメソッド
応募者全員サービスの描き下ろし小冊子のノベルに
朝霞先生の作品もありまして
申し込みをした次第です
そして肝心な内容
これね
最初読み始めたとき
トルストイ
か
ドストエフスキーかてって？？くらい
名前が覚えられない（笑）
いや決してロシア人の名前ではないんですけれど…
ですのでφ(..)メモメモしながら読み進んだわけです
これがきったない字で書いた撫子メモ（笑）
読みながら書くのでてきとーもテキトー
ですが
本気で読み込まないと物語に入っていけません
ぐちゃぐちゃだわ‼
登場人物が10以上でｶﾀｶﾅ
そして国の名前が5個以上出てきて
魔獣の名前までもが…
国の位置関係だとか複雑…
こんな感じかなーと想いながら（きっと前作に書いてあるに違いないと思いつつ）
撫子は
ヒストリカルファンタジーが大好き
中世ヨーロッパ風…
大好きなんです
国土を広げるための隣国と争い
国の精鋭部隊の結集
統率者とか
国王
騎士団とか
素敵すぎる…
そこに竜とか入るもんなら
よだれ垂らして読んでいます（笑）
この本がまさにそれ♡
竜どころじゃない！！
騎士団だから馬も出てくるし
一角獣のウサギとかも出てくるわ
巨大魔獣の蜥蜴も出てくるわ…やばいです
今回の主人公は
第二騎士団副長のノーラヒルデと黒竜クラヴィス
初めから80ページくらいまでは登場人物と関連図にうんうん言って
て
甘いシーンはこの先ないのだろうか
これはこの先
魔獣が出てきたり
シルヴェストロ国から送っているベセラの宰相が瀕死
なので
戦が先か…
まだまだエロスには遠いな――って思っていました
まあその通りでした（笑）
この二人がくっつくまでのお話なんですけれど
それが
なかなかない展開にくうっ♡♡
朝霞先生ステキです
王道の展開ではなかったところに惹かれた作品です
ノーラヒルデ（人間）とクラヴィス（魔獣：竜）
クラヴィスは竜です
竜の発情は100年から500年に一度
そして発情期は50年にも及ぶ
ちょっとちょっとちょっと
すごいわぁ⤴⤴
ｶｧ…(//ω//)ｶｧ…(//ω//)ｶｧ…(//ω//)
敵国の策略により
竜が発情する花を国中に届けられるのですが
その花に煽られて
クラヴィスがノーラヒルデに発情しかかる
…が上半身の愛撫程度で終わる…おわりかよーーーっ（笑）
ノーラヒルデが大事なので傷つけたくない
こんな自分を戒めるためにノーラヒルデの元から姿を消してしまう
そんな姿を消した時期に
魔獣戦が起こります
ガラハ元ベセラ国王が生きており
ガラハがノーラヒルデを殺そうと動く（最終的に）
…ガラハは魔獣に魅入られ魔獣の誘惑に乗って7年前シルヴェストロ国と戦い
ノーラヒルデに両眼を裂かれる
ノーラヒルデはこの戦いで魔獣に右腕を切り落とされた
そのための失血により最期ガラハの首をはねることができなかった
ガラハはベセラ国の法律で死ぬまで幽閉されることになったが
自分で首をはねられなかったノーラヒルデは生きてそれを後悔していたから
ガラハが獄死したことが信頼できなかった
そしてベセラ国のきな臭い動き…
真相は…と動く
そんな時にクラヴィスがノーラヒルデを避け始めて…になるんです
魔獣戦は予想通り終結
内容は確認してくださいね
それから
国へ帰る戦士たち
ノーラヒルデはクラヴィスを探すんです
自分の前から去っていったクラヴィスを…
このクラヴィスを再び自分のもとに呼ぶ手腕が最高で♡
クラヴィスはノーラヒルデに発情してしまった自分を戒めているのですが
その前で
長い髪を切り落とし（いつもクラヴィスがノーラヒルデの髪を結っていた）
それでも動かないクラヴィスに
全裸で立ちはだかるノーラヒルデ！！
まさかの
自慰行為をクラヴィスに見せ煽る！！
(///∇//)
クラヴィスも我慢の限界を迎える
竜の発情の長さとノーラヒルデを傷つけないかなど
ぐるぐる考えていたクラヴィス
でも愛する人がそこにいて
自分を想っての行為が…氷のように冷たくした心を動かすんです
そして人型に戻り
二人は身も心も結ばれるんです
その描写は朝霞先生タッチです
優しく全身に赤い花を咲かせながら
数日間起きている時間は睦み合う（分かりやすく言うと：岩山の谷底で）
ちなみに
二人とも数日間全裸です（笑）
竜の体温で谷底の水晶湖は温泉になるし
二人で寄り添いむつみ合い
意識が飛べばそのまま眠る…
起きてはまたその繰り返し…
でもね
そろそそシルヴェストロ国に戻らなければ…となり
数日かかった道を皆が帰っていくから
竜の背中に乗って返ればすぐだし
でも騎士団の馬を岩山の入り口に置いてきたから
馬の安否を確認しようとして
戻ったら
騎士団の皆が
岩山から谷底を覗いて楽しんでいたという（笑）
ノーラヒルデが騎士団にいいました
「すべて忘れろ」と・・・
まあこれで二人の仲は周知の事実
次の作品、有りますよね？？
シルヴェストロ騎士団物語読みたいです～
朝霞先生にJ庭でお会いして
少しお話させていただきました
想ったより小柄で大人な先生♡
同人誌が売り切れてしまっていたので残念でしたが
次回は早めにうかがって手に入れたいと思います
壁サークルなので列もすごくて
何度か前まで行ったのですが列が短くなることはなく
昼過ぎに伺ったときにはなかったです…
先生が描かれる肌色シーンは
何回も出てくることがなく貴重…（笑）
それだけに心が込められていてとてもロマンチックで控えめエロス
でもね
それがいいんです
がっつりエロスを欲しい時には違う作家さんへ走りますから（爆）
ヒストリカルロマンスを求めるときには
朝霞月子先生♡押します