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今回のブログを担当しておりますのは、施設でリハビリテーションを担当している理学療法士の河野です。

 

12月からの記録的降雪を機に冬の寒さが日に日に増してきました。節分も過ぎたので早く暖かくならないかと願っております。

 

こう寒くなると、コタツから出るのがついつい億劫となりがちかと思います。

 

この時期に気を付けたいことは、座りっぱなしの生活となりやすいということです。

動く量(活動量)が減ると、生活不活発病になる恐れがあります。

 

そこで今回は生活の中で動く工夫について紹介したいと思います。

 

 

皆さんもテレビなどで耳にする機会がありご存じかと思いますが、「生活不活発病」とは「動かない」(生活が不活発な)状態が続くことにより、心身の機能が低下して「動けなくなる」ことを言います。

 

 

【予防のポイント】

 

①なるべく動くことを心がけること!

生活の中で「ちょっと動く」だけでも効果があります。

 

②少ない運動を小分けにして行うこと!

 体への負担を少なく、長続きさせる秘訣です。

 

③「三日坊主」でも繰り返していくこと!

小さな積み重ねにより、結果的に継続できたことになります。

 

 

ここで気を付けたいのが、初日に張り切っていっぺんに詰め込んでしまうと、思うように出来なかったり、疲れて億劫に感じてしまったりして、徐々に続かなくなって、いつの間にか動かない生活に逆戻りしてしまう可能性があるということです。

 

ですので、直ぐに取り組めて、難しくない運動がおすすめです。

 

 

 

【おすすめ体操】(参考:『みんなのリハビリ体操』 福島県理学療法士会版)

 

 

『交互に足踏みの運動』 目安:20回・2セット

 

①椅子に浅く腰掛けます。

②足を高く上げて足踏みを行います。

※振り下ろした際には足裏全体で床をできるだけ強くたたきます。

 

 

『かかとを上げる運動』 目安:10回

 

①両足を軽く開きます。

 

②両方のかかとを1234で上げ、5678で下げます。

※かかとを上げるとき、指先でさらに高く上がるようにます。

 

 

『膝から足を伸ばす運動(+足首を曲げる運動)』 目安:片足ずつ10回

 

①椅子に浅く腰掛けます。

 

②太ももの前面の筋肉を意識しながらゆっくりと片足を上げます。

※可能な方は足を上げた時に足首を自分の方に向けて行います。

 

 

 

“千里の道も一歩から”

ぜひ、頑張りすぎず続けられる形で日々の生活の中に取り入れていってみてください。

 

 

 

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