ドラマ『メルカトル・ナイト』(Huluオリジナル、2026年)

 

を観た。

タキシードにシルクハットの探偵・メルカトル鮎のもとに、小説家から身辺警護と調査の依頼が入る。

小説家は和歌山にあるホテルに滞在しており、Xデーと思われる日にそのホテルへ

メルカトル鮎と助手で作家・美袋三条の2人が滞在することになるのだが・・・。

Huluがおくる1話完結の本格ミステリ小説のドラマ化企画"ミステリーシネマ"の第三弾作品。

 

※ネタバレを含みます。

 

麻耶雄嵩の原作は未読。

 

 

ミステリーシネマ3作の共通点

「ミステリーシネマ」として括られた推理小説の映像化三作品の共通点に三作目にして気付いた。

作家×探偵のバディという設定がどれも共通しているんだね。

 

 

衣装

なんといっても、水沢林太郎演じるメルカトル鮎のタキシードとシルクハットにくぎ付け。

オフィスでは黒いハットに黒いタキシード、

ホテルではお出かけでおめかしをしているのか白のシルクハットに白いタキシード・・・

怪盗キッドか!と突っ込まずにはいられない。

 

しかも白いシルクハットのテラテラとした光沢が安っぽくてパーティーグッズっぽいんだよね。

 

そんなメルカトルに続き、恒松祐里演じる依頼人の小説家は全身真っ赤。

冒頭で車から降りるとき、パンツの裾が水たまりに浸かってたよね?気になった。

 

作品の登場人物が3名で、2人はメルカトルが赤ワイン、依頼人が白ワインを飲んだりもする。

赤ワインのボトルはテーブルに置かれているけど、白ワインのボトルはどこから出てきたんや!

白と赤のコントラストが事件にも効いてくるかと思いきや、そうではないのがちょっと惜しい。

 

ホテル川久

メルカトル鮎の事務所が、第1弾作品『スイス時計の謎』とも共通し

大阪の中之島・北浜・本町・船場あたりの雑居ビルになんとなく雰囲気が似ていると思ったけど、

事件が起こる和歌山のホテルはバブルの遺産として名高いホテル川久

フロントの壁にも「Kawakyu」と文字がある。

2026年現在の感覚からすると常軌を逸したラグジュアリーさで、ずっと宿泊したいと思っていたんだよね。

この作品で観て、ますます興味が沸いた。

 

それはともかく、ミステリーシネマの作品って関西でロケしてるの・・・?

 

 

総評

1話完結で48分の作品であり、登場人物はほぼ3人。

コンパクトな作品ではあるので、舞台となるホテルの魅力も試される。

ホテル川久にはずっと行ってみたいと思っていたので、個人的には嬉しい作品だった。

 

ただこの作品も、他2作のミステリーシネマと共通して、

とにかく低予算なんだろうなというのが伺える。

残念ながら、日テレの過去のミステリドラマのほうが完成度が高いなぁと思ってしまう。

 

 

▼ミステリーシネマ 第1弾『スイス時計の謎』

 

▼ミステリーシネマ 第2弾『 リターン・ザ・ギフト 』