【2022年度版】灘中1日目対策語句教材完成!

 

※ 2022度版は2021年に販売した教材です。まぎらわしくて申し訳ありません!えーん

 

 2022年度版がとうとう完成したので、2021年10月10日より、販売を開始しました(だじゃれです)。完成するまでは、自分のモチベーションを高めるために、宣伝的なパワポをがんばって作ってましたが、いざ完成したら、もうそのエネルギーは残っていませんでした。改訂に2000時間かけて、達成感も何もないなんて、世の中どうなってるんだ。熱中していたゲームに飽きたような感じなので、教材作成はひとつの遊びだったのだろう。そして、相も変わらず、目の前の受験対策に追われています。ということで、地の文で失礼します。

 

 この教材は、灘中1日目の語句問題に対応するため、中学受験を象徴する「小学生にしては背伸びした、大人としては一般的な」語彙の必要十分を収録することを目指しました。これは、読書量による語彙力の差というブラックボックスを可視化することでもあります。この教材は、いわば難関校向けの分野別辞書と、その問題集のようなものです。

 従来、紙ベースの塾教材では、紙面の節約のために、必要な語句をいくつか並べることしかできず、十分とは言えない教材しか作れませんでした。また、教材を受動的にこなすことが、生徒たちに求められる一般的な姿勢だったため、一週間の限られた勉強量の中で覚えられる、現実的な量の語彙しか収録していませんでした。つまり、量が内容よりも優先されていたのです。

 ただ、塾という囲いを取り払えば、何も四字熟語を1週間で覚える必要もなければ、外来語を覚えたい気持ちがあるのに、塾のカリキュラムに合わせて今週は四字熟語に取り組まなければいけないということもありません。また、たしかに小学生に主体的な勉強を期待することは困難ですが、灘中受験生の場合、その限りではありません。灘中生の好奇心があれば、語彙くらい、スポンジに水を吸収するように、入って来るものです。あるいは、このサイトにわざわざたどりついた保護者なら、一緒に作戦を練ったり、受験への協力も惜しまないはずです。

 ということで、自分なりにアレンジして、取り組むことのできる教材を作ることにしました。要するに、時間や紙面の制約を理由に、「それでも合格は可能だ」というお題目を掲げつつ、不十分な適当教材でお茶を濁すのではなく、教材作成者は十分を目指し、生徒は好奇心を羽ばたかせ、保護者は現実的な判断を助けるというように三者三様で進むのが、多様性の時代にあった勉強法ではないかと思ったのです。「どう」するのかを考える余地があってこそ、勉強に活気が生まれるのではないかと思うのです。

 この教材をただ手元に置いておくだけで、ある程度、語彙力というものの正体がわかると思いますし、どこから取り組んでも、必要な語句ばかりなので、自分なりの限界までは、力を伸ばすことができます。

 

手続きの方法などについては、

灘中1日目対策語句教材の販売について | 「ひとりの国語」 (ameblo.jp)

をご参照ください。

 

以下、使い方の目安です。本来、5年生以前から、漠然と目標を知っておくため、塾の勉強とは別に使うのがオススメです。あるいは、模擬試験の結果をふまえて、出題された語句が、どういう難度でどういう頻度で入試で出題されるのかを調べるために、使ってください。

 

秋だ~~~!