豊中校担当の杉谷です。
今回は「学校へ行ってきた!」シリーズvol.18【親和中学校・親和女子高等学校編】をお届けします
最寄り駅は阪急神戸線六甲駅。そう、
灘学習院六甲校があります
六甲駅を降りて、まさに灘学習院六甲校へ向かう形で北側に進み、この写真の裏側を通り、交差点を右折します
そこから10分弱
くらいで、
見えてきました
が、最後は神戸市内の学校恒例の坂が待ち構えています
この日は暑かったので、かなりの汗をかきました
が、若さと日々の運動のおかげで問題なく登りきり、
着きました
が、校門過ぎてすぐに、
大階段がありました
神戸市内の学校へ見学へ行くときは、保護者のみなさんは運動不足の状態だと学校へは辿り着けない場合もございませんので、覚悟しておいてください
1887年に神戸市内で最も古い女子校「親和女学校」としてお寺の敷地内で開校。約5年で閉校となるも校祖となる
友國晴子先生により再興。学制改革時に
親和中学校を開校し、親和高等女学校は
親和女子高等学校となり、現在に至ります
1966年には今年より共学となった
神戸親和大学(当時は親和女子大学で昨年より共学化)を開校、100周年を過ぎた1989年に現在の六甲校舎が完成。しかし、まもなくの阪神淡路大震災で中学棟が被害を受けしばらく使用できない状態となりましたが、110周年を迎えたときに新しい中学棟が完成し、現在も先の写真のとおり、キレイな校舎となっています
なお、正式名称はこの記事のタイトルのとおり中学は「
親和中学校」、高校は「
親和女子高等学校」となります
この歴史のとおり、現在までつづくのは校祖・友國晴子先生の尽力があったから…ということで、正門すぐには
校祖碑があり、今も生徒を見守り続け、さらには彼女が眠る須磨の浄徳寺に新入生と高3生は毎年参拝し、それぞれ入学、卒業を報告しています
中高で名前が少々異なりますが、基本は中高一貫校となります。高校からの募集は2006年に一度停止しましたが、2015年より再開しています。当初は専願のみ募集でしたが、現在では併願も募集し、さらには特進コースのみでしたが、国際コース等も設置し、新年度よりコース名を改称して、アドバンストコース、スポーツ・カルチャーコース、グローバルコースとなり、3コース制で募集しています
中学は今年まで上位となるSコースと総合進学コースの2コース制での募集でしたが、新年度より大きく変わります
ということで、その新しいコースの紹介をかねて、
《親和中学の1、2、3!》
①高度で先導的な理数探究教育を実施!スーパーサイエンスコース!
②地域の産業や研究施設と連携し、社会の問題を発見、解決策を考える!STEAM探究コース!
③自ら選択する意志、未知に挑戦する意欲、広い視野とグローバルマインドを育成!グローバル探究コース!
それぞれの特徴をもう少し加えると…
①スーパーサイエンスコース
◯実験に特化した実験理科、プログラミング等特色ある授業の実施
◯課題解決能力、発信力の育成、合同発表会を通して他校とも交流、外部の各コンクールに参加
◯教科の枠を超えた放課後の特別プログラム
◯自学自習の徹底
◯文科省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)申請準備中
②STEAM探究コース
◯学校の学びと社会との関連性を考え学習意欲と習慣を確立するキャリア教育
◯科学的思考によるイノベーションを目指すビジネスプランの作成
◯社会で活躍されてる方の講演会、AI活用講座、データ分析等のコースオリジナル講義
③グローバル探究コース
◯自分を知り、他者を知る→世界を知り、課題を知る→仲間を知り、未来を創る
◯日本文化講座、シチズンシップ教育等グローバルスタディーズで教養を積み上げ、視野を広げる
◯インターナショナルスクール訪問、ディベート講座等の体験学習を重視、他者との連携を通じて自己意識を高める
とそれぞれあげるとキリがないので、このあたりで
なお、この新しいコース制の導入のもとになったのは「グローバルマインド」と「サイエンスマインド」の育成ですが、その2つのマインドに必要なものとして「理数重点化」も掲げて、文理に関わらず、どのコースでも理数系に興味関心をもつ生徒の育成も目指しています
このコース改編に伴い、入試においても日程に変化はないものの科目数などに変化があり、またこれまでも実施していた適性検査型入試は「探究入試」の名称となりますが、その内容は神大附属の入試により近いものになるとのことですので、神大附属の過去問も練習となるでしょう
大きく変わる親和に注目です
今回はここまで
次回もお楽しみに〜