評判の高い今春の朝ドラ「虎に翼」。私も毎日欠かさず見ております。ヤフーでも評価する記事が殆どでしたが、ここにきて変な指摘の入った記事が二本ありました。

 

 まずは堀井さんという方。テレビ等の批評をよくされており、いつもはうなずける内容が多い方ですが、今回は、昭和10年(1935年)前後にビールを一気飲みする女性なんていない、という指摘でした。現代人が一人だけ過去に戻ったという表現もされていました。これこそ戦前を画一的に、暗い時代一色として考えている典型です。太平洋戦争開戦が昭和16年(1941年)ですから、この辺りまではカフェーや映画、舞台も行われていた様ですし、昭和10年前後はまだまだ自由の雰囲気も残っていた様です。

 

 もう一つはアベマTVのプロデューサーさんらしいが、ドラマに政治的なものを持ち込むのは良くない。ドラマは楽しくみたい、とのこと。夕刊フジのコラムというのがなんとも………。結局、自分の口に合わない内容だから批判し、自分の口に合う意見なら称賛する、その程度のレベルだろう。夕刊フジのコラムというのがなんとも味わい深い。

 

 それにしても最近のテレ朝はすっかり政権寄り、かつ右翼っぽい言論になってしまった。久米宏や古舘伊知郎の時代では考えられない。見城のおっさんや今の会長が原因だが、小松や平石など、アタオかなアナウンサーが増えており、小学生から勉強しなおさないといけないレベルになっている。

 

 話を戻すが、こういった批判が出るのは、ドラマのメッセージがしっかり届いている証拠であり、都合が悪い奴ほど批判すると見る。この路線で突っ走って欲しい。