ここには松本出身のアーティスト草間彌生の常設展があり、
あらゆるところに彼女の作品やドット柄が使われています。



館内で唯一撮影OKな作品。







水面の底に並ぶ石もドットをイメージしてるのでしょうか。

本物のアーティストとは、
生命の奥底から、魂から湧き出すものを持っている人。
それを表現せずにはいられないし、
表現することが生きることそのものの人。
彼女の場合は湧き出すなんて生易しいものではなくて、
噴出するという言葉が相応しいかもしれません。
心、いえ命の中に、
そういうマグマのようなものを持っているかどうか。
湧き上がってくる泉を持っているかどうか。
それが表現者にとっては大切なことのような気がします。
そういうものを持たずして、
安易にアーティストやクリエイターを気取ることなど、
本当は恥ずかしくて出来ないことなのだと、
彼女を見ていると思わせられます。
彼女は植物が話しかけてくると言います。
もちろん植物だけではなくあらゆる存在が語りかけてきて、
常人では感受することの出来ないものを受信してしまう、
狂気と背中合わせの感受性を持ち合わせているのでしょう。
常人には見えないものを見て、
常人には感じられないものを否応なしに感じることは、
苦痛や恐怖ですらあるかもしれません。
日常生活には不自由さと不都合をもたらすでしょう。
自らの内から湧き出してくるものと、
自らの中になだれ込んでくるものとの狭間から生まれる作品たち。
彼女の作品からは、
本物だからこそ与えられる癒しと愛が伝わってきます。
同時に彼女の感じている混沌とした恐怖も伝わってきて、
胸がドキドキするんです。
小さい頃に、
「宇宙の果てはどこなんだろう?
存在するってなんなんだろう?」
と考えると怖くてたまらなくなったあの感じにも似ています。
この世に間違って生まれてきてしまったような拭えない感覚。
美術館には外国人の来館者がとても多かったです。
お土産はいつものクリアファイルなど。
