蝉この数日、蝉の死骸を道端でよく見かけるようになりました。マンションに戻ってベランダに出ると、凄く近くから蝉の鳴き声がします。どこだろうと探してみると、ベランダの端の外壁に弱った蝉がしがみついていました。羽の先は破れ、断続的に弱々しい鳴き声をあげます。猛暑が続くお盆前ですが、空気はどこかもう晩夏を孕んでいるように感じました。季節はいつも次の季節を孕んでいますが、人間もまたそうなのではないかと時々思います。今世の私の中には既に来世の私が宿っているのでしょう。