私は去年、ムスカリが前以上に大好きになりました。
それはたまたま、ミドリさんのお庭でムスカリの種を見たからです。
それまでの私は花が終わったら、
球根を太らせるためにすぐ花茎を切ってしまっていて、
ムスカリの花がこんな風に実をつけ、
そこに種が出来る事を知りませんでした。
ミドリさんのお庭のムスカリも、最初は花にばかり目が行っていました。
でも、少ししてまた伺うと、
花の終わったムスカリがそのまま残されていて、
緑の実を沢山つけていたのです。
最初は他の植物が生えてきたのかと思い、
思わず「これは何ていう植物ですか?」と訊いてしまったほどです。
私だったら、いくら植えっぱなし?の庭の花であっても、
きっと花の終わったものはすぐに花茎を切り取っていた事でしょう。
ミドリさんの様な放任主義もいいものだなと思いました。
しかもその実は、またしばらく後に訪れた時には、
緑から透明な和紙のようになっていました!
そして透明な和紙のような袋の中には、
なんと黒い種が美しく透けて見えていて感動しました。
一房頂いたムスカリの種を、
帰りの駅の待合室で宝物を見る様に鑑賞し、
何度も日にかざして透かしてみたりしたのを覚えています。
花よりも、こちらの方が美しいとさえ思いました。
そして今年、なぜか小ぶりでパッとしなかった病院のムスカリですが、
花が終わっても花茎は切り取らずに、そのまま残してあります。
ちゃんと緑の実がついて大きくなってきています。
「種フェチ」の私としては、種がたくさん採れたら、
ガラスの小瓶に入れて舐めるように鑑賞したいと思ってます




