既に報道等でご存知の方もいると思いますが、
ガンボが本日、引退届を提出しました。
これまで応援して下さった皆様、
本当にありがとうございました。
そして、皆様に応援をお願いしておきながら、
今回このような形で引退となった事、
大変申し訳なく思っています。
何があっても彼への想いは他のどの力士よりも深く、
とても一言では言い表すことが出来ません。
色々な意味において、本当に無念でもあります。
彼は私にとってある意味、人生の恩人です。
これからもその想いは変わらないでしょう。
彼との出逢いがなければ、今の私はないのですから。
勧告を受けた1日、彼から電話で引退すると告げられました。
気持ちの整理はつけたつもりでしたが、
仕事でもミスを連発したり、心ここにあらずな数日間でした。
夢を見ている様で、現実感がないというか・・・。
期限までの数日間で仲間達がきっとアクションを何か起こし、
状況が変わるかもしれないという淡い期待も正直ありました。
でも届け出の提出期限が迫った昨日、状況は変わることなく、
「明日、届けを出します」と改めてガンボから電話を受けた時、
ああ、やっぱり現実なんだなぁと、
何とも言えない寂しさ、無力感を覚えました。
彼の写真をこの6年ほど、
毎場所前ほとんど欠かさず撮影し続けてきました。
稽古風景、土俵上、場所入り、日常の素顔・・・。
思い出は沢山あります。
本当に色んな事を経験し、学んだと思います。
数え切れないほどある彼の写真の中で、
他に良い写真、カッコいい写真は山ほどあるのに、
なぜかこの時の写真
が思い出されます。
数年前の冬、彼がまだ下にいた頃の写真です。
いつものように稽古場の撮影に行き、
チャンコもご馳走になって、帰ろうと部屋を出て歩き出した時です。
どこからか「気をつけて!」と言う声が聞こえました。
見上げるとガンボが手を振って、
部屋の二階の窓から見送ってくれていたんです。
一眼レフはもうしまい込んでしまっていたので、
コンデジをすかさず取り出して撮影しました。
「ガンボ、いつか優勝したら、
そこから集まった近所の人たちやファンに向かって手を振るんだよ。
ちょっと練習でやってみて!」と言うと、
彼は「こんな感じですか?」とノリノリでやって見せてくれました![]()
いつかこの姿が現実になって欲しいと思いましたし、
彼の素質なら夢ではなかったでしょう。
でも、それは夢のままで終わってしまいました。
そしてこうなった今、
この写真はまるでガンボが「さよなら~」と手を振っている様で、
胸がいっぱいになってしまうのです。
出逢いがあれば、いつか必ず別れがやってくる・・・。
その時期が少し早くなっただけなのかもしれません。
ガンボは相撲以外の何かで活躍する使命があるから、
私もまた次の何かに進む使命があるから、
夫々の人生に早めの「巻き」が入ったのかもしれないと、
前向きに捉えています。
彼が髷を切った後も被写体として彼の撮影はしたいですし、
撮りためた彼の写真は、後日何らかの形にしたいと思っています。
また、こうなったことで紹介出来る写真もありますし、
これまで書かなかったエピソードなども書けるかなとも思います。
今思えば、一ヶ月前の稽古後のじゃんけん大会、
私が負けていれば良かったな~と思います。
最後になるなら、ガンボにマックを奢りたかったな・・・。
時間がたてば出てくる言葉もあるでしょう。
最後まで言葉にならない想いもあるでしょう。
今はまだこれくらいしか言葉が出て来ません。
本日は取り急ぎご報告まで。
Kさん、昨夜は電話をありがとうございました。
ちょうどパソコンでガンボの昔の写真をずっと見返しながら、
眠れずにいたところでした。
Kさんと色々話して、少し心が落ち着いた気がします。
昼休み、時間がちょっとあったので、
久しぶりにヴァイオリンケースを開けました。
でもやはり集中力に欠け、弾いてもグダグダで諦めました。
それにヴァイオリンを見ると違う事も考えてしまうので・・・。
今日ばかりは何もする気持ちになれません。
こんな日があってもいいですよね・・・。

