夕方、映画を観て来ました。
自宅マンションから徒歩5分で映画館があるのは嬉しいです。
気が向いた時にフラっと行けますから。
そして今日は女性が約半額になるレディースディ!
辛うじて女でラッキー
と思う瞬間です![]()
娯楽的、オカルト的な展開を期待した人達には、
内容も終わり方も物足りなかったでしょうが、
私は、とても深くて静かな良い映画だと思いました。
全編にいくつかのクラシック音楽がテーマとして流れます。
最初の方には私の大好きな『人知れぬ涙』も使われていました。
そして、後半にかけては私の物凄く好きな!
ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番』の、
切なくも美しい第2楽章のテーマが静かにずっと流れていました。
この映画はとても不思議で、
映画の画面やストーリーを追いかけてばかりいなくて良いんです。
映画を観ながら、同時に自分自身の心の深い場所に入っていき、
そこで静かに自分自身の様々な想いと対話するような感じでした。
映画自体にはむしろ強い印象は残らず、
ただ、この映画を観ることで、
自分と向き合う空間と時間が自然と作られていく・・・
そんな不思議な時間でした。
死や深い悲しみを実感して初めて分かるもの、
見えてくるものもあります。
本当に大切なものは何なのか、
全ての制約やしがらみを取り払った時の本当の気持ちは?
自分が本当に好きなのは? やりたいのは何なのかetc.・・・。
死や深い悲しみを経験してさえも、
それを追い払い、忘れ、目をそらせて、
生き方や生きる意味を問おうとしない人の方が多いかもしれません。
逆にどっぷり浸かってしまう人もいます。
そういったものから何かを学ぶのではなく、
どちらかに流されてしまう人が多い気がします。
でも、生きる事はバランスです。
死や深い悲しみを通して、生きる事のバランスを見つめ直す、
それが大切なのではないかなと感じます。
目をそらすのでも、それだけに浸るのでもなく、
死や悲しみと共存しながら生きていく事の大切さ・・・
そんな事を問いかけてくる、とても繊細な映画でした。
