『ZOO』! | ナックリンの部屋

ナックリンの部屋

日々のちょっとした出来事や思ったことなどを、気ままに綴るブログです。

歌手の川村かおりさんが昨日、乳ガンからの転移で亡くなりました。

38歳という若さでした。


本当に素敵な人でしたね。

美しいだけでなく、ピュアでかっこよかった!

美しいのに嫌みがないというか、勘違いや傲慢さがない人。

人の痛みの分かる温かさを感じる人でした。

それは彼女が子供時代に受けた、

いじめという辛い体験が関係していたのかもしれませんね。


数年前に買ったオムニバスのCDの中に、

彼女のデビュー曲の『ZOO』が入っていました。

車に乗っている時に聴こうと、軽い気持ちで買った一枚でした。

歌っていたのは彼女ではありませんでしたが、

懐かしいメロディと切ない歌詞が流れた瞬間は、

思わず自分の青春時代の空気までよみがえってきて、

何とも言えない気持ちになったのを覚えています。


彼女がデビューした1988年といえば、

ちょうど私が新米社会人としてあたふたしていた頃ですタタ

仕事も恋愛も不器用で馬鹿だったけど、

今思えば、あの頃の自分はかわいいヤツだったと思います笑


「誰とでもうまくやれるコウモリばかり」

という一節は特に印象深く心に残っています。

曲ももちろんいいのですが、詩がすごく好きです。


若さが最高!とは思いません。

人間的に未熟で、鼻持ちならない傲慢さも含んでいるからです。

それでも若さの中には確かに、

自分がしまい込んでしまった何かも埋もれています。

だからこそこういう曲を聴くと、魂の敏感な部分を

わしづかみにされたような気持ちになるのかもしれません。


私は確かにいい意味でも大人になったけれど、

ずるい意味でも大人になったのかもしれない。


若さ特有の根拠のない万能感を感じながら、

生き方がよく分からなくて現実とのギャップにもがいていたあの頃の自分。

若くはなくなったけど自分をある程度コントロール出来るようになって、

生きるのが辛くなくなった今の自分。

それでも、どちらの自分も変わらず求め続けている何かがあると、

この『ZOO』という曲を聴くと思うのです。

そして、「自分は10年後、20年後どうしているんだろう?」と

夏の空を切ない気持ちで見上げていたあの頃の自分に戻ったような、

そんな気分になれる曲です。


皆さんも是非、彼女のデビューした時の

『ZOO』のプロモーションビデオを視てみて下さい。

ボーイッシュな彼女は最高にかっこいいです!