上野公園の蓮を見た後、この建物の方向を目指します。
東京大学医学部附属病院(以降、東大病院)の入院棟A棟です。
近くで見ると、やはりホテルやマンションの作りとは違って、
窓面が、暗くなり過ぎない程度の必要最小限に抑えられています。
上野公園を出てから急な坂を登ること5分弱、
東大病院に最も近いエントランスである鉄門に到着。
鉄門の後ろに建つのは中央診療棟で、各種検査や手術が行われます。
入院棟A棟と中央診療棟は、共に明るいベージュ色の外壁です。
こちらは、東大病院のメインエントランスのある外来診療棟です。
外来診療棟の外壁の色は、中央診療棟よりも茶色っぽい色合いです。
それにしても、全体的に綺麗になってますよね。
昔ながらの東京大学とか東大病院のイメージは、こんな感じですが、
近年では、東大病院を含めた東京大学構内全体で、
老朽化等に対応した改築が進み、新しい建物・空間が増えて来ています。
それは、東大病院内の空間構成にも反映されています。
外来診療棟と中央診療棟の間は、憩い&軽飲食の場になっていて、
屋外のテーブルで飲み食いできるようになっていたり、
店も、ドトールやローソンといった民間企業が入っています。
病院の飲食物販施設は、今までは〇〇会などのような
一般財団法人の直接運営が多かったんですが、最近では、
財団法人が民間企業に運営委託するケースも多いようです。
建物や設備だけでなく、空間やサービス機能に関しても、
時代のニーズに即して変化させる必要がある、ということですね。
ローソンの上部は、ベンチやテーブルが設置された屋外テラスで、
建物に挟まれているものの、明るく気持ちの良い空間です。
私は、資料の読み込み等で、何度か使わせていただいてます。
工学部の建物も、1階にサブウェイ(だったと思う)があったりして、
昔の大学とは随分変わったなぁ…なんて思ったりしますが、
東京大学だけに限らず、何処の大学でもそうなんでしょうね。
今でも、東大病院を含む東京大学の構内では、
様々な箇所で改築等の工事が進められています。
新しい姿を求めて常に工事が行われている東京大学は、
JR