ついに完読しました、女王の花!
漫画の登場人物って恐ろしいくらいにハッピーだったりするじゃないですか。いやいや、運良すぎだろ。
そこ絶対死ぬだろ。みたいな。そんなうまくいくかっていう
でもこの漫画の登場人物(主に主人公2人)には、ありえない展開だとしても幸せになってほしい!死んでほしくないなってわたしは思いましたね〜〜
いや、ぜったい死ぬんだけど、あり得ない展開でいいから生きててくれってすごく思った。







さて、15巻の内容。
14巻ラストに続き、薄星がいないことに気づいた亜姫は薄星を探しに行きます。そして遠くから発見!
薄星は大勢の敵と川の中で戦ってボロボロ状態。
思わず木の陰から薄星の名を呼んでしまいそうになる亜姫。
そんな亜姫の姿に気づいた薄星が「千年の花」と叫んだことで亜姫は我に返って静かに薄星を見守る。
勢いをつけた薄星ですが、例の毒副作用で手から短刀を落としてしまい、その瞬間敵兵に貫かれます。
貫通してましたね。これみぞおちだよね。急所だね。死ぬウワーーーーーーーーーー(((((
最後の力を振り絞って敵兵をある程度減らした後、薄星は川の中へと姿を消しました。

その後亜姫は味方軍のもとに戻るのですが、
薄星を探しに行こうという青逸の提案を断ります。
(※これはわたしの見解ですが、ほぼ99.9%死んでる薄星の死を確認しないことで最後の希望を持ち続けたかったのかな?と。もうこの辺の展開ですでに辛いですね)
結果として亜軍は勝ちます。
14巻最後に登場する春琴は戦で全てを失って亜姫を殺そうとする(未遂)女の子です。
春琴に昔の自分を重ね見た亜姫は彼女を引き取ります。
土妃は牢屋に。

そしてかなりの月日が流れ、春琴による亜姫毒殺事件(未遂)。
ここからは亜姫のことを一番近くで見てきた春琴の回想ですね。どのように国を治めたか。薄星を待っていたかなど。
ちなみにこの毒殺事件ですが、毒の花ではなく夢へと誘う花であり、女王(亜姫)は眠っているだけということで釈放されます。


結末を言ってしまうと、これはバッドエンドともハッピーエンドともとれるのかな?
はっきりいって最後はいきなりのSF展開です。
今までが歴史少女漫画だっただけに地に足ついてるストーリーだったので、突然の展開についていけなくて困るかも。
わたしも最初は戸惑って、これは死後の世界だな。バッドエンドだな。2人は結局現世で結ばれなかったな。薄星は明記されてないけど死んだなやっぱ。迎えに来なかったな。とかすごい色々考えて悲しい気持ちになりました。そう上手くはいかない人生みたいでリアリティを帯びてますね。はははは

ですが。
よくよくよくよく考えてみてようやくわかったんですね。これは本当にただ純粋にSF展開なのだと。
千年の花とは亜姫の想いそのものだったんです。
彼女の、薄星をずっと想い続ける、こんなピュアな人間いるか?と問い詰めたくなるようなくらい切ないこの千年に一度存在するかどうかすらわからないほどの純粋な想いが。愛が。花だったんですね。
千年に一度咲く恋の花。
だから千年の花(彼女の想い)が彼女の本当の願いを叶え、亜姫は若返り、愛する薄星と普通の女の子として失った時間を取り戻すことができました。

というラストです。
ハッピーエンドですね。まぎれもないハッピーエンドです。

生きてるの?死んでるの?バッドなの?ハッピーなの?死後の世界なの?など読み終わった直後は疑問に思う方もいるかもしれませんが、これはまぎれもないハッピーです。
死後の世界とか、天国とかお迎えとか、そんなんじゃないです。
彼女の願いが叶ったんです。叶ったんですよ!!!
わかりますか?わかりますよね!!
そう考えると薄星が生きてることも、亜姫が若返ったこともすべて辻褄が合いますね。
夢ではないですよ。現実で。叶ったんです!ハイ!!


特別版でもう1つのエンディングもあるようですが、わたしは本巻のほうが好きですね。SF展開になるのは本巻なんですけど、こっちのほうがしっくりくるしいろんな意味で現実味を帯びてる気がしますよね。特別版では土妃が統治を任せて亜姫は薄星を探す旅に出ますが、土妃がいきなりいい奴になるわけないし、亜姫に国を捨てる覚悟があったとも思えないので。国を捨てきれない自己犠牲の強い亜姫だからこそわたしたちは応援したくなったのだとおもうので!!!(ですよね?)

というわけで長くなりましたが
読んでくださってありがとうございました♪

p.s.薄星かっこよすぎて当分恋愛できないネ