ハドソン&レックス~セントジョンズ警察シェパード犬刑事シーズン3 第1話「48時間」/ ORIGIN STORYシーズン 3, エピソード 1

キャスト

セントジョンズ署
チャーリー・ハドソン
 主人公。レックスのバディー。IT苦手。超常現象は信じない。
レックス とにかく賢いジャーマンシェパード。追跡、捕獲、癒しまで行うスーパードッグ。
サラ 鑑識と監察医もこなすできる人!このシリーズのヒロインポジ。
ジェシー パソコンを駆使、場所の特定、人物照会、ビデオカメラ解析など行う。(ITスペシャリスト)
ジョー ハドソンのチームの責任者。
ガス サラの前任者の鑑識
レンリー レックスのいるK9の部隊の責任者。


ゲスト
グレース K9時代のレックスの相棒。サムを助けようとして犯人に撃たれ殉職。
サム 何者かに誘拐される
エマ サムの母親
ヴェロニカ エマの親友。絵画教室を主宰。
ジャクソン ヴェロニカの交際相手。
クロフォード サムの実父。DV男。


本日の英語
[チャーリーとレックスがどこかに向かっている。サラが合流]
Charlie:  Feel like a walk?  It's a bit of a hike.
(歩かないか。ちょっと長歩きになるけど。)
Sarah:  Yeah, I'd love to.  And you know what?  It will give you time to tell me the whole story, because I only know bits and pieces  of how you and Rex got together.
(歩きたい気分よ。それであなたとレックスがどうして一緒に仕事をするようになったのかあまり知らないので詳しい話を教えてくれるかしら。)
Charlie:  Oh.  Well…  It began with an abduction.
(ああ。そうだな・・・ある誘拐事件が始まりだったよ。)

put down:  安楽死させる。殺処分にする。

ジョーとチャーリーがK9部隊のレンリーにレックスと捜査をすることを提案する。しかしレンリーは規則違反だと主張。
Joe:  Jan, unfortunately, time isn't on our side.  We have everything to gain.  Nothing to lose.
(レンリー残念なことに時間がないんだ。我々にとっては得られるものが大きく失うものはなにもない。)
Charlie:  Yes.
(そのとうりだよ。)
Renley:  There's a bigger problem.
(問題があるの。)
Joe:  What's that?
(なんだ?)
Renley:  When a canine loses the partner they've trained with,  they often become unstable.  Overly aggressive. Therefore, regulation suggests that we retire Rex.
(通常自分を訓練してきたパートナーを失った警察犬は不安定になって極端に攻撃的になることがよくあるの。規則ではレックスは引退しなくてはならないわ。)
Charlie:  Retire?  Wait.  Do you mean put him down?
(引退だって。ちょっと待てよ。それって殺処分ということか?)
Renley:  There will be an assessment.  And then a final decision will be made.
(査定にかけられて最終決定はそのあとよ)
Charlie:  Joe!  No!  I'm not letting this happen.
(ジョー!だめだよな!そんなことあってはならないよ。)
Renley:  It's not up to you.
(あなたが決めることではないわ。)
Joe:  When will this assessment take place? 
(いつ査定が行われるんだ?)
Renley:  Within 48 hours.
(48時間以内よ。)
Charlie:  Renley.  You have to leave Rex with me.  At least until then.  Okay?  He might be the only way we find Sam.
(レンリー。君はぼくにレックスをゆだねるべきだよ。少なくとも48時間は。サムを見つけられるのはレックスだけなんだ。)
Renley:  I'll see what I can do.
(わたしができることをやってみるわ。)

レンリーさんもレックスのことが大好きなんだね。このことがなくても全力で守ってくれるのでは?

以下ネタばれ

①3年前サムという少年が誘拐された。目撃情報からすぐに手配される。犯行車に出くわしたK9の警官グレースが車を追う。乗り捨てた犯人をレックスとともに追跡したが、犯人に撃たれ殉職する。

 

レックスの相棒グレース。

 

撃たれたグレースの側を離れないレックス君。

②現在チャーリーとレックスの出会いとパートナーになったいきさつをチャーリーはサラに話し始める。

③回想 ― 応援に駆け付けたチャーリーはグレースの側を離れようとしないレックスに、一緒に犯人を捕まえようと説得する。

 

レックスを諭す(?)チャーリー。

④母親のエマを訪ねる。エマの側には絵画教室を開いている親友のヴェロニカが付きそう。サムの部屋を見たチャーリーはサムが描いたある絵に違和感を覚える。(誘拐犯?らしき人物が描かれているように見えた)

 

エマには秘密があった。

⑤サラの前任の鑑識のガスがレックスに犯人の臭いを嗅がせると異様に吠えた。犯人の臭いに反応するようだったので、レックスを連れて捜査を始めることにした。

サラの前任ガス。


⑥捜査にあたり、K9部隊のレンリーはレックスを捜査にあたらせるのに反対する。相棒を失った警察犬は攻撃的になる傾向があるため、殺処分されるのが通例で48時間の査定を経て最終決定になるという。明らかに規則違反と言うレンリーに対し、最終決定までは自分が預かるとチャーリー。レンリーはできることはやってみると言った。

ええええ!カナダみたいな動物を大切にしてくれそうな国でパートナーを失っただけで殺処分?酷いでしょう。

⑦サムの母親の本名はエマ・ハンセンではなかった。8年前に死亡した人物になりすましていたのだ。本名はリサ・クロフォードで夫から誘拐罪で訴えられていた。チャーリーが追及すると、DV夫から母子で必死に逃げ、見つからないように他の人物になりすましていた。夫は財力を使い、懸賞金をかけサムを取り戻そうとしていた。レックスはエマことリサに寄り添った。

レックスはリサの苦しみがわかったんだね。リサもレックスに同情してた。

⑧エマことリサの言うとおり夫のヘンリークロフォードは傷害事件などを起こしていた暴力の常習者だった。懸賞金目当ての犯行の線が出てきた。ヘンリーと接触するために犯人らはヘンリーの水上機にアクセスがしやすいキャビンを借りていた。レックスが臭いを追跡すると川の上の崖に到着、レックスとチャーリーが飛び込むが、追跡を交わすための罠と気づいた。

⑨レックスを家に連れ帰るチャーリー。絆を築き始める。リサの家に一人で行ったチャーリー。リサの家にはサムの返還を求める人たちが集まっていた。署に帰るとレックスがチャーリーに激しく吠える。犯人がチャーリーに触れたのではと考え、リサの家の防犯ビデオを見た。するとチャーリーに触れた男がヴェロニカと話していた。

ヴェロニカサイテー!

 

普段免疫がないと変な男に引っかかる。

⑩ヴェロニカが絵画教室でサムに懸賞金のことを聞き、恋人のジャクソンと組んで誘拐を企てたと推測し、ヴェロニカを手配した。しかし彼女は射殺体で発見される。ジャクソンは交際相手を食い物にした暴行詐欺などの前科があった。

⑪誘拐犯のジャクソンはサムの家にサムのパスポートを取り行ったということがレックスの追跡で判明した。ヴェロニカの裏切りにリサはショックを受けていた。

⑫ジャクソンは港近くの祖母の家に逗留していることがわかった。ヴェロニカが船酔いの薬を持っていたことから船でヘンリーに近づきサムを引き渡すことが推測された。

⑬埠頭でジャクソンとサムを発見。レックスと協力して取り押さえた。ヘンリーの船も特定した。

サムはレックスに感謝する。お母さんとはまた元のように暮らせるのでしょうか。

⑭沙汰を待つチャーリーとレックス。査定の結果、レックスはK9に戻さず、チャーリーと組んで重犯課で働くことになった。

 

待つのはつらいね。


⑮現在ーサラは一連の話を聞き涙する。

チャーリーにティッシュを借りて涙するサラ。

 

サムはリサと暮らせるようになっていた。グレースの命日に集まる重犯課の面々、レンリー、サムとリサ。

 

グレースの墓に花を手向け顔を乗せるレックス。

 

レンリーはチャーリーに「犬を飼ったことなかったでしょう。わかってたわ。」と言いながら、よい相棒になったわねとお褒めの言葉をチャーリーにかける。チャーリーはレンリーが苦手なので反応は薄い。

天敵?レンリーさんとグレースの墓参り。


感想
サラも感動の、涙涙のエピソードでした。ウィーン版でもモーザーがパートナーを失ったレックスの心を開いていくエピソードがありましたが、カナダのレックスもそうだったんですね。ここではモーザーが殉職した後、アレックスがレックスに初めて会った時のエピソードを貼り付けておきます。これも初代BJ君の哀愁を帯びた表情に泣かされます。(英語版や字幕はありませんが、心情は伝わるかと思います。)