3月Skystageで視聴した作品③星組 Ray 2020年

 

礼真琴さん、舞空瞳さんの大劇場お披露目公演のショー。
冒頭から歌って踊ってのショー。礼さん、お芝居もショーも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれる三拍子そろった納得のトップスターだと思う。バックを彩る映像もすばらしく、そこに忌憚のないショーが展開していくのが、心地よい。ダンスの星組ともいえるくらい場面がスピーディーに展開していく。やはり実力のある人が真ん中にいるとショーは安心して見られる。ファンという目線よりもパフォーマーとしての彼女を応援していきたい。星組の新しい体制を紹介していくような歌い継ぎも華やかだった。舞空瞳さんのきれのある体幹がぶれないダンスもすばらしい。愛月ひかるさんこの演目から正式2番手となられた。少年ぽさがまだ残る礼さんとの対比で大人な雰囲気、古き良き宝塚の男役感がよかった。群舞のなかでトップコンビを中心したダンス。あれだけ激しく踊っても息を切らすこともなく歌唱する礼さん。見事。瀬央さんも場面を与えられて輝いていた。

天寿光希さんと音波みのりさんのデュエット円熟味があった。舞空さん率いる娘役陣の群舞、礼さん銀橋歌唱のあとのデュエットダンスも見事だった。そして黒スーツが良く似合う愛月さんと赤いコスチュームの有沙瞳さんのダンスもよかった。

中詰めはチャイニーズテイストで男役スターの群舞のあと、舞空さん率いる娘役の群舞、中堅どころにもスポットがあてられ客席降りもあった。
花組から組替えで来られた綺城ひか理さんと有沙瞳さんの場面、身長差があるからか綺城さんが包み込むようなデュエットがすばらしい。そのあとを歌い継ぐ小桜ほのかさんらのトリプレットからラインダンス楽しい場面だった。

東京オリンピックにちなんで、古代オリンピアギリシアテイストの場面。礼さんこんなコスチュームが良く似合うような気がする。愛月さんや瀬央さんと踊った後、礼さんの歌と踊りそして勝利の群舞の中心で「女神」舞空さんとのダンス。

中堅どころの天華えまさん、極慎さん、一人ずつ銀橋渡りのあとの舞空さんの銀橋渡り。舞空さんをセンターに若手のダンスと展開する。舞空さんはやはりすばらしいダンサーで、皆を引き連れたパフォーマンスのなかで光輝いている。

その後は黒燕尾の男役のダンスの後You’re my sunshineをスターたちが歌い継ぐ。愛月さんセンターの群舞歌唱からトップ二人のデュエットはスローなダンス。よくお似合いだった。

最後のパレードまでいいものを見せてもらった。