ハドソン&レックス~セントジョンズ警察シェパード犬刑事シーズン2 第12話「怒れるヴィーガン」/ FINGER FOODIE  Hudson and Rex シーズン2 第12話 (本国では15話)

 

キャスト

セントジョンズ署

 

St. John’s Police Major Crimes

Sarah, Jesse, Joe、Charlie, and Rex


チャーリー・ハドソン 主人公。レックスのバディー。IT苦手。超常現象は信じない。(John Reardon as Detective Charlie Hudson, Rex’s partner)
レックス とにかく賢いジャーマンシェパード。追跡、捕獲、癒しまで行うスーパードッグ。(Diesel vom Burgimwald as Rex)
サラ 鑑識と監察医もこなすできる人!このシリーズのヒロインポジ。(Mayko Nguyen as Chief of Forensics Sarah Truong)
ジェシー パソコンを駆使、場所の特定、人物照会、ビデオカメラ解析など行う。(Justin Kelly as IT Specialist Jesse Mills)
ジョー ハドソンのチームの責任者。(Kevin Hanchard as Superintendent Joseph "Joe" Donovan)

 

ゲスト

グレゴリー シェフ。肉料理が得意。毒舌過激な料理パフォーマンスを行う。


デヴィッド シェフ。ヴィーガン主義者。


ジョーン 料理番組MC

あやうくゆびたべるところだったわ・・・。あぶないあぶない。
モリ― グレゴリーの店の副料理長
 

パメラ・シモンズ 過激なヴィーガン主義者。デヴィッドに対し抗議行動を行っている。


アーロン・タール ヴィーガンが健康に良くないという論文を発表。ヴィーガンデモ隊の抗議先になっている。今回の被害者。
ダニエル 番組内でアーロンのフェイクデータをもとにグレゴリーにけなされ、薬に逃げ、過剰摂取で死亡。

 

本日の英語
過激なヴィーガン主義者のパメラに話を聴くチャーリーとレックス。
Pamela: Incidentally, dogs that abide by a strict vegan diet live longer and healthier, statistically-speaking.
(ちなみに、統計によると、厳格なヴィーガン食を餌にしていた犬は、より健康により長生きするのよ)
Charlie:  Really?
(本当に?)
Pamela: Hey!   Come here!  You want a treat?  Hey, bud! Look, I've got a bunch of treats for you.  Here you go. 
(はいいらっしゃい。おやつほしいでしょう。たくさんおやつ持っているのよ。お食べなさい。)
そっぽ向くレックス。
Charlie: Yeah, but are they happier?  You know what?
(〈いくら健康によくても〉おいしくないとワンコ的には不幸だよな。)
ぷいっ!レックス君無言の抗議。まずそうで食えないよ。

以下ネタばれ
①肉料理のシェフグレゴリーとヴィーガン主義者のシェフデヴィッドがジョーンMCの料理番組で対決中、グレゴリーの料理から人の親指が出てくる。
②グレゴリーとデヴィッドはかつてレストランを共同経営していたが袂を分かってからは二人は犬猿の仲だった。グレゴリーは番組内で出場シェフを怒鳴ったり脅したりしていたので恨みをかっているのではと思ったがグレゴリーの店の副料理長モリ―はヤラセだという。番組内というよりも連日店に過激な抗議を行うヴィーガン主義者の仕業ではとモリ―は疑っている。
③極ヴィーガン主義者のパメラを聴取。ヴィーガン製品が健康を害するという論文を出して、彼らの抗議相手でもある、アーロン・タールの存在が浮かび上がる。
④アーロン・タールの研究所を訪れるとあまりにも不自然にきれいすぎたので、床を調べると多量の血痕が拭き取られた跡があった。、ここが何らかの事件現場だと判断。アーロンのDNAと指のDNAが一致、指はアーロンのものと断定。
⑤アーロンに対し抗議活動をしていたパメラはアーロンの論文はでたらめだと供述。サラの分析でもパメラが正論だった。
⑥アーロンはグレゴリーから定期的に報酬を得ていた。グレゴリーを聴取。肉を悪者にされたくなくて、健康についての分析を依頼していた報酬として支払っていたと供述した。
⑦アーロンはグレゴリー出演の料理番組に出て、デヴィッドの弟子のダニエルの料理を健康に悪いと分析、グレゴリーはダニエルをこき下ろした。そのダニエルは番組出演2か月後薬の過剰摂取で死亡していた。
⑧デヴィッドの農園に話を聴きに行く。デヴィッドの農園で土に埋まったアーロンの遺体をレックスが発見した。アーロンは研究所の消火器で頭部を殴られ殺害された模様。
⑨犯行当日アーロンの車に乗った人物についてCCTVで暗かったがパメラの帽子の文字の模様が読み取れた。パメラを署に呼ぶ。抗議活動はグレゴリーの依頼と供述。派手に騒ぐことによってグレゴリーの店の宣伝になるということだった。
⑩遺体を運んだと思われるSUVを発見グレゴリーが付けているオレンジのタオルの糸と思われるものがスコップに付いていた。
⑪グレゴリーの店に行くとレックスが血の付いたオレンジのタオルが捨ててあるのを発見する。グレゴリーは逃げたがレックスが捕まえた。失くしていたナイフが突如戻ってきたと思っていたら血痕が付いていたのでタオルで拭いてそれを捨てた。自分は嵌められたと言った。
⑫犯人はモリ―だった。モリ―はダニエルと恋人で、ダニエルを追い込んだ者たちに復讐をしたのだった。


感想

テレビのヤラセは古今東西弊害がいっぱい。現在だとSNSにも拡散されて余計に攻撃(この場合は口撃か)を受けた人はひどく傷つくのだろうなと思う。だからと言って薬に逃げたりすることはよくない。モリ―はダニエルの名誉回復を望むのであれば別の方法もあっただろう。外野のサラでもアーロンの論文は穴だらけと見破っているからだ。薬、殺人、死に逃げる前に何かアクションができるのではないかといつも思う。これはフィクションではあるけれど…。