ハドソン＆レックス～セントジョンズ警察シェパード犬刑事シーズン2第11話「鉱山の殺人鬼」
キャスト
セントジョンズ署
St. John’s Police
Joe, Sarah, Charlie, Rex, and Jesse
チャーリー・ハドソン 主人公。レックスのバディー。IT苦手。超常現象は信じない。(John Reardon as Detective Charlie Hudson, Rex’s partner)
レックス とにかく賢いジャーマンシェパード。追跡、捕獲、癒しまで行うスーパードッグ。(Diesel vom Burgimwald as Rex)
サラ 鑑識と監察医もこなすできる人！このシリーズのヒロインポジ。(Mayko Nguyen as Chief of Forensics Sarah Truong)
ジェシー パソコンを駆使、場所の特定、人物照会、ビデオカメラ解析など行う。(Justin Kelly as IT Specialist Jesse Mills）
ジョー ハドソンのチームの責任者。(Kevin Hanchard as Superintendent Joseph "Joe" Donovan)
ゲスト
イアン 低予算映画監督。
ネル イアンの妻。低予算映画女優。
クラーク 低予算映画のPA （Production Assistant 制作助手）
ジェイ 低予算映画に出演していた俳優。今回の被害者。
グロリア 低予算映画の制作。
ケイレブ・オコナー ブラックコーヴに消えた伝説の殺人鬼。今もその呪いで死者が出るという都市伝説がある
マリー・ウィットモア 地元の古物商。撮影器具のスタンドに指紋を残していた。アンティークの無断持ち出しなどの前科あり。
本日の英語
撮影クルー以外の指紋を見つけたサラとチャーリーの会話。
Charlie: Hey, Sarah. Any news?
(サラなにかあるのか？）
Sarah: So I ran the prints I pulled from the light stand through the database. I came up with a match. You were right. They didn't belong to anyone on the film crew.
(クルーの証明器具から取った指紋をデータベースと照合したら一致するものがあったわ。あなたの思った通り、撮影クルー以外の人のものよ。）
Charlie: Don't tell me it was Caleb.
（ケイレブなんて言うなよな。）
Sarah: Well, ghosts don't typically leave prints.
(幽霊はフツー指紋なんて残さないわ。）
チャーリーとサラが崩落に巻き込まれた坑道で
Sarah: You know what I said? I wondered. I wondered how I ended up here. I didn't mean. It's..
（ねえ、前私言ったでしょう。結局こんなところにいる羽目になるなんてって。あれはちがうのよ。あれはね）
Charlie: It's okay.
（そんなこといいんだよ）
Sarah: No no. It's not okay. You misunderstood me. I've been happy here.
（いいえよくないわ。誤解させたでしょう。わたしはここにいて幸せなの。）
Charlie: In this mine? Oh! You set a low bar, Truong.
（この坑道に？へえ。ずいぶんハードルが低いね。チュオン。）
Sarah: No, please don't make me laugh! Oh, it hurts! You know what I mean.
（ちがうわよ。笑わせないで。痛いわ。わかるでしょう。）
Charlie: Yeah.
（ああ）
Sarah: I just want you to know I love working with you. And Rex.
（私はあなたと・・・レックスと一緒に働くのが大好きなのよ。それが言いたかったの。）
Charlie: I'm glad. I.. um.. Because you're going to be stuck with us for a long time.
（うれしいよ。 ぼくたちは長いこと逃れられない（身動きができない状態にひっかけて）付き合いになりそうだよな。）
ここでまた二人の距離が縮まってきた。
以下ネタばれ
①低予算映画でケーレブの呪い（ブラックコーヴに消えた伝説の殺人鬼。今も鉱内を彷徨っているという都市伝説あり）を取り上げた映画を撮影中、鉱内の奥に入り込んだと思われるジェイが遺体で見つかる。喘息の発作を疑ったが、爪に木片が見つかったことと、死後に引きずられた跡が残っていたため殺人の可能性を探る。
②制作のグロリアは早く映画の撮影を再開したいと思っていたが、呪いについてSNSに上げたり話題作りをしていた。またPAのジェイは共同脚本を書いていたが、納得ずく。撮影中何度も機材が倒れたり壊れたりするトラブルがあってその対処が大変だった供述。
③撮影機材の照明器具に古物商のマリーウィットモアの指紋が検出され、逃亡を試みたのでチャーリーが逮捕。ウィットモアはケイレブは搾取された労働者の代弁者でその人物を殺人魔に仕立て上げるのは間違いだと言う。クルーより前に廃坑に入ってアンティークを探していた。犯人はクルーの中にいると主張した。
④ネルによるとジェイは限界に挑むのが好きだったので坑道の奥を探索したのではないかと供述。チャーリーとレックスはもう一度坑道に向かう。坑道で現場にあったツルハシで殴られたグロリアの遺体を発見した。グロリアが倒れていた近くにあった木の扉に引っ掻いたような跡があったのでジェイの爪に合った木片はその扉のものだった。
⑤ウィットモアの坑道内の地図をクラークが購入したことがわかる。クラークのトラックを調べるとケイレブに扮装する小道具を発見。ジェイがリアリティを出すためのにケイレブに扮装して映りこんだものだった。グロリアの発案だった。クラークはグロリアに呼び出されて坑道へ行ったが、殺してはいないと主張。イアンとネルはそのことを知らないだろうと述べた。
⑥イアンとネルは自宅にいたので坑道へ入っていない。10倍になってかえってくるからとグロリアに言われて出資もしていた。ジェシーの調査で、ネルとジェイは関係をもっていたのではないかと匂わせるメールが出てきた。
⑦ジェイの肺から真菌の株検出。もう一度サラとチャーリーとレックスは坑道に捜査に向かう。イアンが坑内にいてネルの携帯を探しにきたという。ネルとケンカして、ネルが出ていったが戻った時携帯を持っていなかったと言ったので坑道に探しに来たと供述。ネルがイアンを探しに来ていて、大声で名前を呼んだため崩落が始まる。チャーリーとサラ、イアンは崩落に巻き込まれ身動きが取れなくなった。チャーリーは電波が入り次第ジェシーに自動送信できるようにメールを打って、レックスに託し出口まで行くように指示した。
今回は災害救助犬！
坑道の中で崩落が起こり、二人は閉じ込められる。
⑧またもやチャーリーとサラは命の危機にさらされる。二人は手を取り合い、一緒に仕事ができて幸せだったと死を覚悟しながら言葉を交わした。
⑨レックスが狭い坑道を必死に電波が入るところまで脱出。ジェシーがやっとチャーリのＳＯＳに気付く。（タイミング悪く席を立っているときに受信）さすがのジョー、大人数の救援隊と掘削隊を動員して坑道へ派遣、レックスの活躍で二人は助かる。
チャーリーとサラの遭難に気付いたジョーとジェシー。場所を特定し捜索隊と掘削隊を派遣する。
⑩イアンを聴取。イアンをジェイとグロリア殺害で逮捕。ネルの携帯は現場検証済みの場所にあり、誰かが後から置いたものと判明、またイアンはグロリアの殺害場所が非公表だったにもかかわらず、知っていた。ネルは死んでいるものと思っていたイアンはすべての罪を妻のネルに着せようとしていた。ネルはジェイと浮気して、それを問い詰めたイアンが喘息を起こしたジェイを閉じ込め、死亡に至らしめ、証拠を残していないか不安になったイアンが坑内に入るとグロリアに姿を見られたため彼女を殺害した。
⑪ネルは生きていた。イアンの取り調べの様子を聞いたネルは全面協力を約束した。
⑫レックスが坑道で見つけたヘルメットをサラが分析。古い時代のものだったが、持ち主はケイレブで、残っていた頭髪のＤＮＡを調べると古物商のウィットモアの曽祖父ということがわかった。さまざまな書籍から割り出された事実により、ケイレブは鉱員に愛されていて組合を作ろうとしていた。鉱山会社に疎まれたので名前を変え街を出て結婚していたということだった。レックスがケイレブのヘルメットをウィットモアに渡した。
感想
伝説が一人歩きして、彷徨う殺人鬼として言い伝えられていたケイレブ・オコナーさん、汚名を雪ぐことができて本当によかった。ネルが大声でイアンを探したことで崩落が起きた。レックス君ですら吠えるのをやめたのに、崩落の兆候が起きても叫び続けるとは浅はかな・・・。イアンはすべてを妻に着せようとして策を弄したことが結局は落とし穴になった。チャーリーとサラ命の危機に本音をわずかに滲ます。手を取り合って二人の距離は縮まったが、まだ少し遠慮があるのかな。レックス君、今回も大活躍。狭い坑道を出口に向かって一生懸命這っていき、チャーリーとサラの命を救う。災害救助犬の称号も授けます。最高のパートナーだね。