ハドソン&レックス~セントジョンズ警察シェパード犬刑事シーズン2第9話「レックスとキューピッド」/ Rex and the City シーズン 2, エピソード 9 (カナダではシーズン2 エピソード12)

 

Rex and the City カナダでの副題ー一世を風靡したドラマ『Sex and the City』のPun(ダジャレー言葉遊び)

 

キャスト
セントジョンズ署


チャーリー・ハドソン 主人公。レックスのバディー。IT苦手。超常現象は信じない。
レックス とにかく賢いジャーマンシェパード。追跡、捕獲、癒しまで行うスーパードッグ。
サラ 鑑識と監察医もこなすできる人!このシリーズのヒロインポジ。
ジェシー パソコンを駆使、場所の特定、人物照会、ビデオカメラ解析など行う。(ITスペシャリスト)
ジョー ハドソンのチームの責任者。


ゲスト
ネイト ミートキューピッドという出会い系アプリで女性と付き合っては別れることを繰り返していた。今回の被害者。
グレース(ネイル)  最後にネイトとデートしたと思われる女性。
キャンディス ミートキューピッドを運営しているオーナー。
ミンディ ミートキューピッドのアプリ登録前に面談を行う相談員。
ニーシャ ネイトのデート相手の一人。ネイトの遺体のそばに落ちていたライターの持ち主。
ホーリー ネイトのデート相手の一人。弓矢の名手。斧投げも上手な怖い女性。


お気に入りのぬいぐるみを横にはべらせていじけるレックス君。デートの予定を反故にされたらしい。チャーリーが一生懸命ゴマすっていた。


本日の英語
チャーリーが出会い系のミートキューピッドに登録を勧められたことを聞いたジェシーとサラ
Jesse:  So she actually let you join the dating service?  Because, do you know how hard it is to get in?
(それってオーナーがチャーリーにデートサービスに参加することマジで勧められたの。だって審査基準厳しいんだよ。)
Sarah:  Maybe you should take her up on that offer.
(あらその申し出うけるべきだわ。)
Charlie:  Me? No.
(ぼくが?やだよ。)
Sarah:  Why not?  Might be time for you to get out there.
(受けなさいよ。そろそろ前向きになる時期かもよ。)
Charlie:  Really?  Well, I'll take that under advisement, doctor.
(そう思う?じゃああなたのアドバイスに従いましょう、博士)
いつもはサラと呼ぶのに、敢えて博士と呼ぶチャーリー。心外だったのかも。

出会い系アプリに登録する写真撮影でポーズをとる、ドーソンことチャーリー。
チャーリーがデート会員になっておとり捜査をすることになり・・・・偽の経歴をサラとジェシーがノリノリに作りあげる。
Jesse:  First...Charlie, AKA Lawrence Dawson will only date women  who match the suspect's description to a T.
(チャーリー、別名ローレンス・ドーソンは容疑者の目撃情報の容姿に合う女性とだけデートする。)
Charlie:  Oh oh! So in other words, I'm a jerk.
(ああ。言い換えれば僕はクソ野郎ってことだな。)
Sarah:  Secondly, Mr. Dawson's profile is so irresistible  every tall red head on the Meet Cupid app will be dying to date him too.
(次に、ドーソン氏のプロフィールは女性を引き付けるほど魅力的で、ミートキューピッドに登録している該当の容姿の女性たちがデートしたくて仕方ないようなものにする。)
Charlie:  So I'm a rich jerk.
(それじゃ、僕は裕福なクソ野郎だね。)
Sarah:  Say cheese!
(はい、チーズ!)
Charlie:  Okay, you know what? This is ridiculous.  I mean, who wears bracelets this skinny.  Do I look like a Lawrence Dawson to you?  
(いいけどバカみたいじゃないか。こんなに金ぴかのブレスレットつけて。ローレンス・ドーソンに見えるのかね。
Jesse:  Well, I mean... Yeah, you do now.  Because I am building you  an online profile as a hedge fund manager  And it's bound to pass the inevitable Google search.  You know, assuming that they don't mine too deep.
(うーん。よしそう見えるように。ヘッジファンドのマネージャーとしてのプロフィールを盛ってと、グーグルサーチでもわからないようにして。あまり情報を深く引き出せないようにしてと。)

  
以下ネタばれ

被害者ネイト恨まれないように別れるのが得意?

①出会い系アプリ“ミート・キューピッド”に登録していたネイトが自宅で弓矢で殺害された。誰かをもてなす準備をしていた形跡があり、レックスが現場に落ちていた何かの羽に反応してくしゃみをする。(これが後で重要な意味をなす)

レックス君のくしゃみかわいい。

ネイトは出会い系アプリ“ミート・キューピッド”で次々に女性とデートをしては別れ、1週間に10人もの相手と会っていた。殺害される日の前に会っていた女性”ネイル”を探し出し事情を聴く。ネイルことグレースは離婚後落ち込んでいた自分に自信を取り戻させてくれたすばらしい人で殺害するわけがないと供述。

レックス君の新技「具合悪いふり」

②ミートキューピッドに向かうチャーリーとレックス。運営しているキャンディスを聴取。クライアントと直接会うことはないので被害者につては知らないが、データベースへのアクセスほか何でも協力すると約束した。

③ミートキューピッドのデータベースへのアクセスは弁護士が令状なしでは許可しないと通告したので、容疑者を洗い出すためチャーリーが偽名で登録して、目撃された女性の特徴に一致する女性を好みとしてキューピッドアプリでデートする計画を立てる。

④偽名で登録したチャーリーが次々とデートし、ジェシーとサラが裏で殺害現場に落ちていた女性用のライターの指紋とデート相手の指紋を照合する。指紋がマッチしたニーシャを追う。ニーシャはネイトと殺害現場とは別の家で会っていた。

⑤ネイトの別宅を捜索。ここでサラが遠距離恋愛のボーイフレンドと別れたことをチャーリーが会話の中で悟り、サラも認める。(そんな話してる場合か?)とばかりにレックスが複数の使い捨て携帯を発見。それぞれの電話番号でデート相手が解る。またジョーからの電話で捜査の結果ネイトにはパトロンがいて、それはオーナーのキャンディスだった。

⑥キャンディスを聴取。ネイトは「キャロット」と言われる、アプリ会員を増やすための「きっかけ=餌」のようなもので、彼を気に入った上客の女性たちが別の女性を勧めてという仕組みを作っていた。情報を開示するようにと改めてチャーリーが話すと、弁護士には協力を惜しむなと言っていると驚いていた。

⑦弁護士事務所を改めて調べると、チャーリーが店に置き去りにしたデート相手ホーリーが弁護士として登録していた。ネイトの使い捨て携帯を調べたところ、ネイトの本当の自宅にホーリーを招く用意があったことがわかった。また同じ夜にネイト宛に相談員のミンディから送金を迫るメッセージが残されていた。ミンディがネイトがキャロットだと気付きゆすっていたのではと二人の重要容疑者が浮かんだ。
⑨ミンディはアウトドア好きが集まるアプリに登録していた。チャーリーは面が割れているので今度はジェシーが彼女と会うセッティングをする。ジェシーはまたやらかしてしまう。ネイトがミートキューピッドの会員だったことは公表されていないのに口を滑らしてしまった。ミンディに警察であることを話し、聴取。ホーリーが彼を問い詰めているところを目撃したと供述。アリバイも成立した。

⑩ホーリーとデートするチャーリー。斧投げを命中させる怖い女性。ホーリーは学生時代アーチェリーをしていたと話す。最初は気が合っている様子だったが、チャーリーが前のボーイフレンドのことを根ほり葉ほり聞き出したところで激高。前にレストランですっぽがしたのも犬の病気とは嘘で女を追いかけたのではと怒りチャーリーを置いて出ていった。レックス、ジェシー、サラも出てきて、ホーリーを追いかけると、レックスが車のトランクに反応。開けると弓矢のセットが入っていた。

ホーリーと斧。神業斧投げが怖い。

キャンディス。飼っていたボタンインコがクライムシーンの証明となった。


⑪ホーリーを聴取。ホーリーはネイトの家に行ったことも、秘密を打ち明けられたことも認めたが、二人は愛し合っていたと言い、殺害は否定した。サラの弓矢の分析で、ホーリーが使ったものにしては無理があり、射たものとは限らないという結果に。ホーリーは陥れられた可能性が出てきた。

⑫キャンディスならホーリーを陥れるのは簡単。キャンディスを深く調べると大学時代からネイトとは知り合いだったことがわかる。大学時代の写真にインコが映っていて、インコの羽にレックスは反応したのではないかとチャーリーは推測した。トランクに置いてあった矢の羽には無反応だったので、インコの羽が物的証拠になりうるとしてキャンディス宅を訪れる。

⑬キャンディスが飼っているインコの羽を取ると、レックスがくしゃみをしだした。キャンディスを逮捕。ネイトがホーリーを愛していてキューピッドを抜けると告げたために殺害したのだった。

⑭恋人と別れたサラとチャーリーが少し接近したが、ジェシーがDVD鑑賞会をしようと提案。三人でチャーリーの部屋で鑑賞会をする。

感想
レックスのくしゃみが事件を解決。私は鳥が嫌いなので(というか恐怖の対象)、ボタンインコのような凶暴な鳥を知っていて飼育しているキャンディス怖い。それにしてもほとんど後腐れなく女性と別れることができていたネイト、それも才能か。基本出会い系アプリなどよく利用できるなと思う。国際ロマンス詐欺に引っかかる女性の心理もまったくわからない。