ハドソン&レックス~セントジョンズ警察シェパード犬刑事シーズン2第「レクス・マキナ」/ REX-MACHINAシーズン 2, エピソード 8 (カナダではシーズン2 エピソード11)
 
Rex-Machinaカナダでの副題ー映画『Ex-machina』のPun(ダジャレー言葉遊び)

キャスト

セントジョンズ署


チャーリー・ハドソン 主人公。レックスのバディー。IT苦手。超常現象は信じない。
レックス とにかく賢いジャーマンシェパード。追跡、捕獲、癒しまで行うスーパードッグ。
サラ 鑑識と監察医もこなすできる人!このシリーズのヒロインポジ。
ジェシー パソコンを駆使、場所の特定、人物照会、ビデオカメラ解析など行う。失言が多い。
ジョー ハドソンのチームの責任者。


ゲスト
エイプリル  ズーミー社の自動運転自動車の主任技術者。盲目の母のために開発起業していた。今回の被害者
ドナ ズーミー社の主任整備士でシクシーの部下。エイプリルとは同郷で姉の親友。
マイカ ズーミー社の技術者。エイプリルの同僚であり友人。
シクシー ズーミー社の技術者プログラマー。エイプリルの同僚であり友人。
ラファエル エイプリルの父親。
テラバイト エイプリルが連れていたロボット犬。サラが名付けた。(レックスのライバル?)
ケイシー・ジェームス 公道でひき逃げされた被害者。



本日の英語

殺害されたAprilが乗っていた自動運転テストカーをチェックしているチャーリーとサラ
チャーリーがエンジンルームをチェックしているとき、話のなかにたまたまdriver,  onという言葉を使ったために車内搭載のAIが反応した。
Charlie:  Is there any water vapour next to the driver, on...
(水蒸気がドライバーの横に・・・)的なことを言いかけていた。
AI VOICE: Driver on.  Where would you like to go? 
(ドライバーオン。どこへ行きたいですか?)
Rex: Bowwowwow!   (→意訳 何言ってんの?)
AI VOICE: Sorry. I didn't catch that.
(すみません。おっしゃっていることがわかりませんでした。)
Rex: Bowwow!   (→意訳 だれ?どこ?)
AI VOICE: Sorry.  I didn't catch that.
(すみません。おっしゃっていることがわかりませんでした。)
Sarah:  It must be the self-driving car interface.  Uh, driver off.
(自動運転のインターフェースが働いているんだわ。ドライバーオフ!)
AI VOICE: Thank you.  Manual control engaged.
(ありがとう。手動に切り替わりました。)
Charlie:  Talking cars.
(話す車というわけだな。)
さすがサラちゃん冷静!

サラ、ロボット犬をLaboでかわいがる。
Charlie:  Hey, I thought there were no dogs allowed in here.
(犬はここには入れないと思ったけど。)
Sarah:  Yeah, well Rex can damage evidence.  The robot dog doesn't.
(そうね。でもレックスは証拠をダメにする可能性があるけど、ロボット犬はそれがないわ。)
Robot Dog:  Whir.  (可愛がってよ→意訳)
Sarah:   Hi! 
(はーい)
Rex:  Woof.  (おいなんだよ→意訳)
Sarah:  Besides, he's kind of cute.  I get why...ooh!  I get why April kept him around.
(それにこの子かわいいわ.エイプリルがなんでいつも持ち歩いていたかよくわかる。)
Charlie:  Really?
(まじ?)
Robot Dog:  Whir. (もっと撫でてえ→意訳)
Sarah:  Well, everybody needs a Rex.
(みんなレックスが必要よ。)
Charlie:  No substitute for the real thing.  Right, pal?
(本物のかわりにはなれないさ。なあレックス)
レックス君やきもちを焼いているのがかわいい

TeraByte


以下ネタばれ

①自動運転のテストカーで出かけたエイプリルが、戻ってきたテストカーの中で遺体となって発見される。サラとチャーリーはエイプリルが気絶させられたうえ、エンジンルームから引き込まれた一酸化炭素の中毒で殺害されたと判断した。

②エイプリルと行動を共にしていたロボット犬。最初からレックス君対抗意識を燃やしてた。

③エイプリルの父親ラファエルは元トラックの運転手エイプリル家の出身地アクストンヴィルは運送業が多くエイプリルの事業は彼らの仕事を奪いかねない。それが恨みをかう可能性もあるだろうと供述。

④彼女が最後に走行したズーミーには空白の区間があった。その間に彼女は殺害されたものと思われる。車の運転が再開された箇所近くのCCTVにズーミーらしき車が映っていた。レックスが反応。彼女を気絶させた凶器を発見。

⑤シクシーに最後のメールを送っていたことが判明。事情を聴くと、マイカがズーミーを売却しようとしていたことがわかった。ズーミーの販売が半年遅れていたことで資金難に陥っていて、私財を投じていたマイカとエイプリルは対立していてシクシーは板挟みの状態だった。

Sixie

⑥マイカに事情聴取。安全性を確認するために販売を延期していた。エイプリルが売却に反対するということは憶測にすぎない、親友と築いた夢はあきらめないとチャーリーを一蹴した。

Mica

⑦サラはロボット犬に「テラバイト」と名付け可愛がっていた。テラバイトはズーミーと同じナビゲーションシステム、GPS感知を搭載していた。車のズーミーで空白部分だった箇所を見事にカバー。その場所をチャーリーとレックスが追跡するとエイプリルを襲った石がそこで使われていたことがわかり、犯行場所を特定。鑑識で調査。数か月前の事故現場でもあることがわかった。事故現場はシクシーがいたバーの近くだったのでシクシーを再聴取。バーでエイプリルを待っていたが来なかったと供述、弁護士を呼ぶ。

⑧現場はひき逃げの現場でもあった。被害者のケイシージェームスに話を聴く。エイプリルが持っていたボルトはケイシーが乗っていたバイクのもの。ケイシーが救急車を呼んだ時の音声を分析するとズーミーのエラーメッセージが入っていた。

⑨ズーミーで事故を起こしたのはドナだった。マイカとシクシーはケイシーへの口止め料を毎月1万ドル支払っていた。

⑩ケイシーは当時無職で飲酒運転の常習者だったことがわかった。ケイシーはドナの元カレで、ケイシーとドナが二人乗りしたうえでの飲酒運転単独事故だったのが真相。保険が適用されないので、ドナがズーミーで事故をおこしたように偽装した。殺害犯もドナで、すべてはケイシーを守るためだった。ドナとケイシーの関係に気付いたエイプリルが証拠を見つけ、シクシーを呼び出したことを知り、エイプリルを殺害した。
Donna killed April.
容疑が晴れた、マイカ、シクシー(そしてズーミー)は、エイプリルの父ラファエルと共にアクストンヴィルにズーミーの工場をオープンさせることを発表した。


TeraByte, Sarah, and Rex
感想
さんざんマイカとシクシーを疑い、逮捕までしたセントジョンズ署。まあズーミーが事故を起こしたと思ったうえでの隠蔽のせいだが(ドナの偽装を見破れなかった)、牢に入れてもレックスはシクシーはそんなことする娘ではないという目で見てた。飲酒運転の単独事故を偽装したうえ、人々の雇用を守ったんだ、当然のことをしたと毒づいたドナに対するチャーリーの言葉が印象に残った。ズーミーの技術があれば事故も起こらず、ケーシーが足を失うこともなく、エイプリルも死ぬことはなく、君が牢獄に入ることもなかったと言い放った。結局故郷に工場を建てることで、故郷を再興させることを考えていたエイプリルが一番高潔だったということ。レックスがテラバイトにやきもちを焼くさまが面白かった。ジェシーがテラバイトを壊したとき隠蔽工作をしていたのが笑えた。サラもほとんどレックスを独り占めしているチャーリーがうらやましかったのかも。