ハドソン&レックス~セントジョンズ警察シェパード犬刑事 シーズン2 第3話「インフルエンサーの結婚」/ UNDER THE INFLUENCER (カナダではシーズン2 エピソード5)

セントジョンズ署関係
チャーリー・ハドソン 主人公。レックスのバディー
レックス 賢いジャーマンシェパード刑事
サラ 鑑識(監察医)の女性。本作のヒロインポジ。
ジェシー パソコンを駆使、場所の特定、人物照会、ビデオカメラ解析など行う。(ITスペシャリスト)オフィシャルハッカー?
ジョー ハドソンのチームの責任者。

ゲスト
ケイティ インフルエンサー。自らの結婚式の生配信中に毒殺される。
ジリアン ケイティの友人。花嫁の介添え。
ウィロー ケイティの友人。花嫁の介添え。
クリスティン ケイティの母
チャド 元ホッケー選手。ケイティの結婚相手。怪我で選手を引退した。
ジョーン ケイタリングをしている。有機栽培以外の植物を使っていたのでケイティがSNS上で告発していた。
エリカ チャドの姉。結婚式に出る予定だったが生配信の同意書にサインをするのが嫌だった。SNS嫌い。
ブリジット SNS上の有名人から接近禁止令がだされていた。ケイティに対してSNS上で悪意のある投稿を繰り返していた。

   hashtag Katie and Chad forever! なんて言いながらハートマークを作っているけど・・・

 本日の特訓は障害物を越える訓練。犯人確保養成ボールを使うぞ。(勝手に命名)この特訓が犯人逮捕に活きた!(笑

 

 

 

本日の英語
結婚式場で鑑識作業をしているサラとチャーリーの会話。
Sarah:    Talk about bad luck on your wedding day.
(結婚式当日にこんな不運に見舞われるなんて)
Charlie:    Weddings and bad luck are virtually synonymous in my books.
(結婚と不運は僕の本の中では事実上同義語だよ。)
Sarah:    Charlie, yours ended in divorce, not death. It's a little different. 
(チャーリーあなたの場合は離婚で終わっただけで死別ではないから。ちょっと違うんじゃない?)
Charlie:    Death and divorce are neck and neck on the stress scale.
(死別と離婚はストレスの度合いでは互角だよ)
Sarah:    Is that so?  According to...?
(そうなの?誰の説?)
Charlie:    The experts.
(専門家だよ)
離婚の専門家ーただのバツイチだけどね。

結婚式での神父の言葉をもじって
Sarah:    He won't leave her side.
(彼(チャド)は新婦のそばを離れないわ。)
Charlie:    Til death do them part.  Or another man, in my case.
(死が二人を分かつまで・・・。僕の場合は他の男だけどね)
サラに、自虐ネタを不謹慎にかます、チャーリー。

以下ネタばれ

①SNS上で人気を博しインフルエンサーであるケイティ―が自分の結婚式の生配信中に毒殺される。(一部始終が配信される)。

②署でストリーミングを検証、ケイティはSNS上でかなり有名、夫になるはずだったチャドは元ホッケー選手だったが怪我で断念していた。

③現場に行く。新郎のチャドは彼女の敵には心当たりがない。ドラッグにも関わりない。健康的ライフスタイルを提唱するブランドを立ち上げていたと証言

④ケイティの「親友」で介添えをしていたジリアンらとウィローを聴取。ケイティはとてもいい人でネット上ではアンチもいたがリアルでは皆から好かれていたと証言。その最中も親友を失った。RIPなどとSNSに上げるのでチャーリーは呆れていた。ジリアンは痩せるスムージーを飲んでいると証言した。

⑤ケイティの母親がケータリングのジョーンに人殺しとくってかかっていた。ジョーンによるとケイティもその母親も最悪で花嫁介添え人に対してもひどい態度をとっていたと供述。彼女のフォロワーに攻撃されないように早期解決を願った。

⑥母親の供述。ジョーンが有機栽培以外の食材を使っていたのをケイティがSMSで告発したのが動機だと語る

⑦毒はトリカブトで、その植物は結婚式場に生花としてたくさん飾ってあった。

⑧コメント欄や過去の投稿をチェックするジェシー。サイトで勝手に有名人同士を合成してカップルにするネタのサイトで、チャドとケイティの親友のウィローをカップルに合成したチローと呼ばれるサイトを発見、それにウィローが「いいね」をしていたものを発見した。そのサイトを開設したのはほかならぬチャドだった。

⑨チャドを聴取。勝手に自分のメルアドを使われていただけで知らなかった。チャドによるとウィローが最近自分の気を引くような態度を取っていたので(自分のポートレート写真を結婚式当日にチャドに送っていた。)ウィローの仕業ではないかと証言。

⑩ウィローを聴取。ウィローはチャドには興味がないし、チローアカウントを作ったのも、ポートレート写真を送ったのもケイティも周知のうえで、生配信の修羅場ネタにする予定だったと供述。チャドは演技が下手だからこのやらせに巻き込んでいなかった。修羅場ネタではウィローが式を追い出される予定だった。ケイティはウィローの投稿を後押ししてくれると言う約束で引き受け、実際にウィローのフォロワーも3000人増えていた。ケイティはウィローの投稿を拡散した痕跡もあった。チャーリーはSNSの虚構に呆れていた。

⑪レックスがベルボーイの荷物からケイティのスマホを嗅ぎ分けた。荷物の持ち主ははジリアンだった。ジリアンを聴取。ジリアンとケイティは3か月前互いの投稿に反応を示していない時期があり、それはSNS上では究極の攻撃(喧嘩)であった。ケイティは二つのスマホを使い分けていた、個人用は万一のとき壊してほしいとたんでいた。3か月前は喧嘩していた。ジリアンのヴィーガン用プロテインを提案したが、ケイティが自分のアイディアとして売り出したためだった。聴取中ジリアンが吐瀉した。ミキサーからトリカブトが検出された。

⑫もう一人花嫁の介添え人がいたことが判明。チャドの姉のエリカである。生配信の同意書にサインをするのが嫌で式に出席せずに帰った。チャーリーとレックスがエリカを訪ねるとエリカは倒れていた。式場の生花を手配したのもエリカだった。エリカの家の玄関からSNS上の有名人から接近禁止令を受けているブリジットの指紋が出た。エリカ襲撃の容疑者となる。

⑬ジェシーによると結婚式の同意書エリカは通常の書にはサインをしていたが、破られたもう一枚に別の項目があったと思われた。次のページのことは解析中。ブリジットはケイティの結婚式にも現れていた。ゲストリストにはなかった。

⑭ブリジットの倉庫を捜索。ケイティのファンらしきグッズを見つける。そこにブリジットが現れたので逮捕した。ブリジットが悪質な投稿をケイティのサイトに繰り返す。Kヘイタ―ということがわかった。

⑮ブリジットはエリカが花瓶を投げ水で足を滑らした事故と主張。エリカがケイティを殺したと信じていた。ブリジットはケイティとは友達、結婚式にはDMで招待されていた、中傷の投稿を繰り返していたのはケイティに頼まれたからだと主張した。中傷投稿を得ることもSNS上ではステータスと供述した。DMをチェックすれば解ると言った。ケイティはリアルの友人、母親には相談できないことをブリジットにはDMで伝えていたことが判明した。

⑯ケイティの母親聴取。ダイエットサプリを売り出そうとしていた。式に向かってダイエットに使ったと宣伝するはずだった。一日一錠だったがケイティは5錠飲んでいた。ミキサーで挽いた毒を母親のサプリに入れ替え詰めたものと思われた。それができるのは婚約者のチャドだけだった。
⑰ジェシーは破られていた同意書について調べていた。出版社とケイティが2年後に出版する本の契約書だった。題名は「離婚後の人生破局から立ち直る方法」だった。作りあげられた「現実」一章は幸せな結婚、二章は破局。すべてフォロワーに見せるための虚構を築き上げようとしていた。エリカが破った契約書をチャドに見せたのがケイティを殺害する動機だった。

⑱ジェシーがSNSにリアルタイムで上がったチャドの写真を分析。空港に向かったと思われる。チャドをチャーリーとレックスが追跡。チャドを確保した。

⑲殺すつもりはなかった。静かな結婚生活を望んでいた。最初はチャドのフォロワーがいただけだったが、チャドの看病などを利用してSNSでケイティは成り上がった。生活の8割が虚構で元の関係に戻るために虚構を壊したかったと供述した。

⑳後日談。レックスがチャドを確保する場面がSNS上でかなりのフォロワーを得ていた。おまけにチャーリーとレックスのカップリングサイト、Chex(チェックス)までできていた。

感想
ネットの虚構の世界はここまで来ているのかと恐ろしさを感じる。生配信の最中に眠りこけて財布を盗まれた人もいたが自分の私生活をさらすことにどうして恐怖を感じないのか不思議。「親友」も「アンチ」も母親までも演技をしている中でおそらく誠実にケイティを愛していたチャドが憐れ。

 

今日行った場所 ヤオコー ウエルシア 公民館 チョコザップ