ハドソン&レックス~セントジョンズ警察シェパード犬刑事 シーズン2第1話「夜行船」/ STRANGERS IN THE NIGHT (カナダではシーズン2 エピソード4)

Sasha & Rex

Strangers in the night

Hudson & Rex

セントジョンズ署関係
チャーリー・ハドソン 主人公。レックスのバディー
レックス 賢いジャーマンシェパード刑事
サラ 鑑識(監察医)の女性。本作のヒロインポジ。
ジェシー パソコンを駆使、場所の特定、人物照会、ビデオカメラ解析など行う。(ITスペシャリスト)オフィシャルハッカー?
ジョー ハドソンのチームの責任者。

ゲスト
デニー  ウェイワードバンドのリードボーカル。今回の被害者。
カーラ ウェイワードバンドのメンバーの女性。
リー ウェイワードバンドのメンバー。
ヴァーン ウェイワードバンドのマネージャー。デニーと幼馴染。デニーがアルコール依存症とギャンブル依存症だったことを証言。
ロバート デニーの兄。二人の兄弟仲は微妙だったとバンドメンバーが証言。当日ライブに来なかったことが引っかかっていた。
リジ― デニーの遺体の第一発見者だったが、実は昔からのデニーのファン追っかけ。
サーシャ ロバートの船の付近で隠れて怯えていた少女。

 

本日の英語

水没(海水)していたスマホを回収しチャーリーがジェシーに渡す。
Jesse:  Well, salt water's super corrosive.But the phone wasn't submerged for that long. So we might get lucky.
(塩水ではスマホは腐食がはやいけど、水没時間はそんなに長くなかったようで、ラッキーかも)
Charlie:  Rice didn't work?
(米って効かなかったけ?)
Jesse:  Rice never works.  It's a total urban myth.
(米は効かないよ。まったくの都市伝説だよ)
IT音痴のチャーリーらしい。iphoneを水没させたときの対処法ー都市伝説を信じてるんだね。

 

Strangers in the Nightという本国でのタイトルは、フランクシナトラの名曲の一つ。(古っ)

 

以下ねたばれ

 

ローカルで人気のあるメジャーバンドウェイワードバンドのリードボーカルデニーが浜辺で遺体で見つかった。 
① サラとチャーリー(&レックス)浜辺で検分。流れ着いたわけでなくここで死亡したと推測。財布は持っていなかったが満潮で水没していたスマホを持ち帰る。

② ジョー 被害者が2日前にほぼ全財産1万ドルを新札で引き出していた。新札の臭いをレックスに追跡させるよう指示。

③ バンドウェイワードのメンバー カーラはライブ終演後のデニーの様子がおかしかったこと、兄のロバートがライブを見に来ていなかったこと、リーはデニーとロバートの兄弟仲が微妙だったことを証言。また、マネージャーのヴァーンはデニーのアルコール依存症とギャンブルトラブルを証言。

④ ロバートを聴取。酒が入ったデニーとケンカしたのでライブに行かなかったと供述したが、サラの検分でデニーからアルコールが検出されなかった。ロバートは嘘の供述をしていた。ジェシーがスマホからデニーに543回も電話をかけている相手がいることがわかり、チャーリーはその住所に向かう。

⑤ チャーリーはその家の離れからデニーの記事や写真をスクラップしたファイルを見つける。家から出てきた女性はデニーの遺体の第一発見者リジ―だった。昔からの追っかけだったが曲を書いていたのはデニーではなく兄のロバートだったことを知って、失望し、スクラップブックに×印をつけていた。

⑥ ジェシーが過去のSNSからロバートがウェイワンドの結成前にウェイワードのヒット曲を自作としてアップしていたものを発見した。またデニーの遺体からロバートの船の塗料が検出されたことからロバートの船を捜索、殺害場所と認定してロバートを逮捕する。船を捜索している間物陰から少女が様子をうかがっていた。

⑦ バンドメンバーのカーラはリーと付き合っていたが、その関係を相談したときにデニーと関係した。カーラーの証言によるとデニーへの怒りをリーがぶちまけたあと夜中の2時に出ていったということ。

⑧ リー。バンドは解散になるので町を出る準備をしていた。レックスはその車の中から一万ドルほどの札束を発見した。リーは泥酔したデニーから盗んだと供述。カーラとのことに対する報復と、バンドを捨ててソロに転向すると言われたので、盗んだ一万ドルで別のバンドを作って成功したかったと供述した。マネージャーのヴァ―ンは兄弟で麻薬取引をしていた、足を洗っていたと思っていたと供述した。
⑨ チャーリー、ジェシー、レックス ロバートの船を再捜索。24海里の航行の後があった。また前日にはあった食糧がなくなっていることに気付いたチャーリーがレックスに追跡させるデニーのジャケットを持っていたサーシャを発見する。

⑩ ロバートはデニーに船を貸したと供述。このままだと船が人手に渡ってしまうため金策のため麻薬の運搬に手を貸したのかとチャーリー達は疑ったが、ロバートはそんなことならデニーを止めていたと泣きながら供述した。

⑪ サーシャを署に保護。PTSDのようだった。なぜ船に乗っていたのかなぜデニーのジャケットを持っていたのかをききだせないでいたが、レックスが心を開く。サーシャはデニーが自分を救ってくれたと供述。そしてマネージャーのヴァ―ンの写真を指して、自分の兄と自分を含む数人をここに運んだと供述した。荷物はドラッグではなく人身売買で連れてこられた彼女たちだった。黒幕はヴァ―ンだった。

⑫ 漁船で移民を国際水域まで運びカナダ籍の船に乗せて上陸させる手口だった。

⑬ サーシャの供述。村人皆と船に乗った。デニーは大麻だと思っていたので話が違うとヴァ―ンを責めた。デニー達は口論となりはずみでデニーを殺害してしまった。移民たちをヴァ―ンはどこかに連れて行ったが、サーシャだけ逃げていた。10人の移民を探すことになった。

⑭ チャーリーとレックスはバンドの予約の入った部屋を捜索、移民はいなかった。ヴァ―ンが向かった先をチャーリー、ジョーが追跡。

⑮ 移民たちをトラックに移すところでチャーリー到着。犯人グループと銃撃戦の末ヴァ―ンを含め逮捕。移民たちを保護した。

⑯ ロバートを解放。(さんざん犯人扱いしてきたよね~)デニーは人助けをしていた、そしてリーが盗んでいた1万ドルをロバートに渡した。船は失わずに済む。デニーはソロ活動でロバートに曲を返そうとしていた。

⑰ 追悼ライブ会場。サーシャと兄のピーターは難民認定手続きを申請したということ。カーラとステージに立ったのはロバート。弾き語りをするデニーの映像と共にロバートは自作のI was sitting in the darkを歌う。

 

感想

兄のロバートが逮捕されて留置場で何日も拘束されたことは気の毒。結構こういうパターン多いかも。リーがデニーの1万ドルを盗みさえしなければデニーがロバートの船を守るために犯罪に手を染めようとすることも殺されることもなかった(故殺だろうが)と思うとやるせない。 デニーは人助けをして殺されてしまったのだとチャーリーはロバートに告げた。嘘ではないが、元は一攫千金を狙って大麻の密輸をするつもりが、なぜか人身売買に巻き込まれてしまったということが真相だった。サーシャを癒すレックスが可愛かった。