ハドソン&レックス ~セントジョンズ警察シェパード犬刑事 シーズン1 第5話「ペットシッター」/ THE PET SITTER


キャスト

セントジョンズ署関係
チャーリー・ハドソン 主人公。レックスのバディー
レックス 賢いジャーマンシェパード刑事
サラ 鑑識の女性。本作のヒロインポジ。
ジェシー パソコンを駆使、場所の特定、人物照会、ビデオカメラ解析など行う。(ITスペシャリスト)オフィシャルハッカー?
ジョー ハドソンのチームの責任者。

ゲスト
ブルックリン    今回の被害者。住み込みのペットシッター。
ナオミ   ブルックリンの実姉。ブルックリンが居候していた。
スコット  ナオミの夫。ブルックリンと家賃を巡ってトラブル。
ポール    ブルックリンの顧客。ブルックリンを低く評価していた。
ロビー    ブルックリンのボーイフレンド。車上生活者。
トレーシー    ベストセラー作家ブルックリンの顧客の一人。

ペットシッターの女性が犬の面倒を見ている。彼女に電話がかかってくる。電話の相手に怒りもうあなたとは話さないと言って電話を切る。

とある公園木に突き刺さってる形で女性の遺体が発見された。被害者の持っていた犬用エチケットバッグなどから犬の散歩の最中だったと思われる。レックスは女性が世話していたと思われる犬を探し当てたがチャーリーはその犬に指をかまれる。女性が持っていた鍵はその犬がいた家の鍵だった。ところが家主は海外に滞在中でで、女性は住み込みのペットシッターのブルックリンということがわかった。携帯を持っていなかったが、登録はあった。登録住所は姉のナオミ・ターナーの家になっていた。

ブルックリンの姉のナオミ夫妻が遺体の確認をする。仕事がないときは姉の家に居候していたが、家賃のことで夫のスコットとブルックリンが口論。数週間会っていないとのこと。ジェシーがベビーシッターのサイトでブルックリンを低評価している顧客のポールを発見した。(他の顧客はほとんどがブルックリンを絶賛していた。)チャーリーはポールの家を訪ね話を聞く。低評価にしたのはブルックリンがルールを破って男性を家に入れていたからだと話した。ルールは素足で家にはいることと他の人を家に入れないことだった。どうしてそのことがわかったかというと、ポールの家の犬プリンセスの様子をみるためカメラを設置していたからだとわかった。男性の顔は覚えていないということだった。ライブカメラなので映像は残っていないということ。

ナオミ夫妻の家捜索。ナオミは犬アレルギー。ブルックリンの別れたボーイフレンドとみられるロビーの名前をあげた。ロビーは無職の一文無しだという。チャーリーとレックスはロビー宅に行くと立ち退き通知の紙が貼られ不在。近くに停めてあった車の中からロビーが出てきた。ブルックリンの死を知らなかった。ブルックリンとはまだ恋人同士だが、ナオミには内緒だった。ナオミはロビーが車上生活をしているため嫌っていたという。ブルックリンとは数日前に会ったきりだった。ブルックリンが住み込みペットシッターをしている間は会えないためだ。ブルックリンはプロだから、ブルックリンの仕事中に彼女を訪ねたことはなかった。そのときサラから電話があり、ブルックリンの解剖の結果、体内からSDカードを発見したと連絡を受けた。

SDカードは死亡12時間ほど前にブルックリンが飲み込んだものと思われる。ジェシーになんとか修復して画像を得られるように依頼。難しいがやってみるということ。またチャーリーはジェシーにナオミとスコット夫妻についても調べてほしいと依頼。ジェシーはブルックリンのペットシッターの顧客で偽名でリストされていた人物をピックアップした。ダイエットや健康本のベストセラー作家のトレーシーだ。トレーシーはここ数年ブルックリンに依頼していて、最終日に口座振り込みで支払いをしていたが、直近の仕事(1か月ほど前)に支払いがされていなかった。

トレーシーが署を訪れ事情聴取。ブルックリンのことはニュースで知った。ブルックリンの仕事はすばらしかったと話す。最後の支払いに関してはブルックリンがキャッシュで要求して、税金逃れではないかと推測されたので、トラブルを避けるためまだ支払いをしていなかったと供述した。自著のサイン本をチャーリーに渡し署を後にした。

ジェシーがナオミ、スコット夫妻について、調査した結果をチャーリーに告げる。スコットは最近職を変えたということ。ナオミによると、スコットは広告セールスの仕事をしていて給料はよかったという。しかし今は瓶のリサイクル工場で最低賃金で働いていた。チャーリーはトレーシーからもらった本をジェシーに譲った。

チャーリーはスコットに話を聴く。スコットは好きで妻に嘘をついていたわけでなく、ブルックリンののこともあり、ナオミには心配かけたくなかったという。工場に似つかわしくない靴を履いているのをチャーリーが指摘すると、ごまかすためにスーツ、ジャケット、ネクタイで出かけたが、車に置いて、工場で働いていた。レックスがスコットのポケットに反応。酒を持っていた。退屈しのぎだというが、チャーリーが前職でも退屈しのぎをしてたのかと問うとそれがブルックリンの死と関係あるのかと逆切れした。アリバイを尋ねると、妻も自分も就寝中だったと述べた。

ジェシーから電話、ブルックリンの携帯がオンになったようだと連絡。電波の現在地を追跡しチャーリーに送った。ブルックリン殺害犯である可能性も考えられた。チャーリーとレックスは電波の所在地に向かった。男が逃げ出し、チャーリーとレックスは追いかける。見失ったように見えたが、コンクリートのボックスにレックスが反応、隠れていたのはブルックリンの恋人のロビーだった。

ロビーを署で聴取。ブルックリンの携帯はバーに置き忘れていたもので、電池ぎれだったためブルックリンの携帯とは知らず、チャージして持ち主を見つけようとしていただけだと供述した。ブルックリンとは数日会っていないということだったが、彼女と連絡することはなかったのかとチャーリーが追及。ロビーは料金滞納のため携帯が使えない状態だった。ロビーは自虐的自分はみじめな生活してるし、家もお金もない。無免許のアルコールを提供するバーテンダーをやっている。ブルックリンが自分のなかに何を見ていたのかはわからないが自分にとって彼女は自分の人生を正しい方向へ導いてくれる唯一の存在だったと話した。チャーリーはロビーが住んでいる車から9000ドルもの現金を発見した。。ロビーはブルックリンから人生を立て直すようにと彼女からもらったと供述。チャーリーは信じられなかったがロビーは封のまま一銭も使っていなかった。彼女がその大金の出どころを明かさなかったので、いつでも返せるようにしていたのだと供述。その現金のために彼女が命を落としていたらと思うとやりきれないと話した。朝までバーにいたとアリバイを供述。

どうやったらあんな若い女の子が部屋代や食事代を支払った後で1万ドル近くも稼げるんだとチャーリーが訝しむ。ジェシーがブルックリンが飲み込んでいたSDカードからなんとか画像を取り出した。薬瓶の写真で、サラによると、アデロールとうADHD治療薬でナルコレプシーに処方されるものだが、別の目的、すなわち集中力を異常に高めたり、食欲を抑えるといった作用でダイエット用に使われるものと判明した。ブルックリンはそれを売って大金を稼いでいたのではと推測した。

ジェシーはブルックリンの携帯のパスワードを破り中身を確認すると彼女が殺害される数時間前にSTなる人物からテキストメッセージを受信していた。STとは、スコットターナーだった。ジョーに相談すると有罪にできる材料ではないと言ったが、チャーリーはスコットが関わっているとにらんでいたので家宅捜索の令状を依頼した。ジョーは明朝には用意すると述べた。

チャーリーは家の水漏れをサラに打ち明けると、おそらく水道管の圧縮漏れなのでサラは修理できると言った。サラはチャーリーの家を訪問、水漏れの修理をしたあと飾り気のない部屋の理由を聞いた。子供のころから短期間で引っ越すことが多く今回も引っ越した後も忙しく内装にかまうひまはなかった。どんなアートが好みかとの問いにチャーリーは犬がポーカーをしている絵を持っていたことがあると答えた。(少しずつ二人の距離が近づいていく感じ。)

チャーリーとレックスはナオミとスコット夫妻宅に家宅捜索に入った。ナオミは妹殺害で疑われることに納得いかないようだった。スコットは仕事に出かけていた。ナオミは剃刀で足を怪我していてその血のついた布を押収。レックスは1,000ドル入りの封筒が隠されていたのを発見した。スコットを聴取。お金のことは知らないとシラを切るが、最後のテキストメッセージについては返事がなかったと言うにとどまった。

押収した封筒からは珍しいネコの種類の毛が検出された。そのネコはトレーシーが飼っているアメリカンワイヤーヘアのものだった。ワークアウトクラスの最中のトレーシーを訪れ、その場で事情を聴く。一万ドルをブルックリンに渡した理由を尋ねた。SDカードに映っていた薬で減量していたことがわかったことでブルックリンに脅迫されていたということだった。脅迫されたのは1回だけで、アリバイは早朝ジョギングでだれも証明する人はいないということだった。彼女の受講生はみなレックスと楽しそうにしていた。

ジェシーがさらに画像を解析するとプリンセスの飼い主ポールのパスポートとクレジットカード明細の写真だった。ポールはライブカメラでなく足の動画を撮影していた。プライベートエリアのバスルームにも設置されていたので、明らかに違法であった。ポールは足フェチで足の写真ばかり映していた。

トレーシーのアリバイを調べると、トレーシーはブルックリンに会っていた。ブルックリンは謝罪し、お金は働いて少しずつ返すと伝えていた。トレーシーは、彼女がその後殺害されたことで、疑われるのを恐れて嘘をついていた。ポール宅から押収した、足のビデオをチェックするとスコットの革靴だったので、スコットがブルックリンを訪ねてポール宅を訪れていたことが判明した。

スコットはブルックリンの職場を訪れ、顧客の脅迫のタネを探し、彼らからお金を巻き上げていた。半年間、ブルックリンの弱みに付け込んだ犯行だった。しかしブルックリンは足を洗うためこれ以上はできないとスコットに告げ、脅迫ネタのSDカードを飲み込み、去っていったということだった。チャーリーがさらに追及すると、当日は本当に家にいて、ナオミがシャワーを浴びて、剃刀で足を切ったということをいっていたとチャーリーに言った。チャーリーは咬まれた自分の指を見て、ブルックリンが最後に連れていた犬の歯型を取ることを思いついた。

ナオミを署に呼びだす。DNAが汚染されたのでもう一度剃刀の傷口から採取させてほしいとお願いした。しかしそれは剃刀の傷ではなくブルックリンが最後に連れていた犬にかまれたものだった。歯型が一致したのだ。すなわちナオミはブルックリンと公園にいたということだった。ナオミを追及すると、ナオミはブルックリンが自分の夫と不倫している疑っていた。姉妹喧嘩でブルックリンを押した瞬間、とがった木の枝にブルックリンが倒れ込み心臓に突き刺さってしまった過失致死であった。彼女は自分の妹で、愛していたと供述。

チャーリーはロビーを訪ねる。ロビーに9,000ドルを渡す。没収した財産を返すだけだという。それで生活を立て直せと。元の持ち主が寄付するということだった。ブルックリンはロビーを信じていたと告げる。

サラから絵画のプレゼント。犬の晩餐的な絵画だった。壁に飾る。

感想
チャーリーがペットシッターが最後に連れていたであろう犬にかまれたことも伏線になっていた。
まさか姉が犯人とは想像できなかった。(過失致死とはいえ)トレーシーは脅迫されていたのに、ロビーに寄付することになってずいぶん太っ腹だなと思った。


本日の英語
チャーリーが自分を嚙んだ犬の歯型を取ることになったことについてジョーが
I've got to admit though, that was pretty clever...using the imprint of the little dog's teeth.
(小さな犬の歯型を使うなんて実に名案だと感心してるんだ)
チャーリーはその犬に一度噛まれているのでジェシーが
I'm surprised he didn't try to bite you again.
(よくまた噛まれなかったのが驚きだ)
Rex put him in line with a pretty hard stare.
(レックスがきっつい睨みを利かせてくれてたからね)
Right, buddy?
(そうだろう、相棒)

 

 

 

 

今日訪れたお店  ヤオコー ラーメン一心 ケーズデンキ