ハドソン&レックス~セントジョンズ警察シェパード犬刑事1-3シーズン1 第3話「過去からの亡霊」/ HAUNTED BY THE PAST

 

キャスト

セントジョーンズ署
チャーリー・ハドソン 主人公。レックスのバディー
レックス 賢いジャーマンシェパード刑事
サラ 鑑識の女性。本作のヒロインポジ。
ジェシー パソコンを駆使、場所の特定、人物照会、ビデオカメラ解析など行う。(ITスペシャリスト)
ジョー ハドソンのチームの責任者。
カミラ ジョーの娘

ゲスト
ナンシー・ルービック 今回の被害者MALC98と名乗りゴーストハンターに墓地の霊の調査を依頼していた。
タイラー  ゴーストハンターナンシーが倒れているのを発見する。
エグゼヴィア 聖ジュリアン教会の牧師
マルコム・ルービック  約20年前に謎の失踪をとげたナンシーの兄
フロイド・ウォーカー 約20年前マルコムの家庭教師だった。マルコムの失踪時疑われていた。
ベン・ドレイパー   長らくルービック家の隣人だった。
リタ・コリンズ   霊能者。ナンシーが接触していた。



以下ネタばれです。



「ゴーストハンター」グループがMALC98というハンドル名の人物に示唆された聖ジュリアン教会の墓地に潜入、特殊な装置をもって超常現象の追跡をしていた。装置が反応した方角に向かうと、墓の前で意識のない女性を発見した。

被害者の女性は、首を絞められていたが、救急救命士の蘇生措置で一命をとりとめていた。免許証の写真からナンシー・ルービック26歳ということがわかった。レックスは、繁みの中で被害者のスマホを発見した。ゴーストハンターの名前はタイラー、自称超常現象研究家。ファンの一人が墓地の情報を持ち掛け、会う約束をしていたという。ファンのIDはMALC98だった。レックスを見て犬には超常性を感じ取る能力を持っているなどとも話した。墓地の所有者である教会の牧師エグゼヴィアとも話をしたが、救急車の音で目覚めるまで睡眠中だったので、特に気づいたことはないということだった。

ナンシーは絞扼を受けたが蘇生し、昏睡状態である。チャーリーが被害者の名前を話すと上司のジョーは20年前11歳のマルコム・ルービックが行方不明になった未解決事件を思い出した。二人は関係があるのではないかと調査を始める。
レックスとチャーリーはナンシーの病院に向かう。病室でサラが被害者から犯人の痕跡がないか調査していた。ナンシーには犯人に抵抗したあとがあり、爪から犯人のDNAを採取し特定できる可能性があることを示唆した。

昔のルービック事件を調べるとナンシーが行方不明のマルコム の妹であることがわかった。チャーリーはナンシーのスマホのロックを解除するようにジェシーに指示した。ジョーは娘カミラのことで問題を抱えていて、ドラッグをかくしているのではないかと心配していた。チャーリーは冗談でレックスに嗅ぎまわってもらってはと話すが、真剣に捉える始末。そうこうしている間にジェシーはスマホのロックを解除し、ナンシー自身がMALC98で、絞扼される前にタイラーにテキストメッセージを送っていたことが解った。

チャーリーとジェシーはタイラーを訪ねた。タイラーはナンシーが誰かなのかを知らなかった。ユーザーIDから男性だと思っていた。墓地で合流対面する予定だった。タイラーは音声を録音していたので、その分析を行うことになった。タイラーの家に入るとハッカーを通さない(ハッカープルーフ)の驚くべきコンピュータシステムを持っていてジェシーはここで分析作業をしたいという。チャーリーは許可し、ジェシーは留まった。

署に戻ったあとジョーの指示で、チャーリーはマルコム事件に関する写真を見る。一枚目は20年前容疑者として名前が挙がった数学教師のフロイド・ウォーカーもう一枚は事件当時ルービック一家が住んでいた家。数年前に売却されていたが、ナンシーが家を再購入し子ども時代をすごした家に戻ってきていた。

ナンシーの家に近づいたとき騒音を立てながら通り過ぎるバンがありレックスの耳を傷つけるものであった。バンの運転手はベン・ドレーパーで長い間ルービック家の隣人だった。ベンによると、ルービック家の母親は去り、父親は過剰飲酒で亡くなってしまったという。チャーリー、レックス、サラはナンシー家の内部を捜索。ナンシーは兄の事件を調査しているのが解った。墓地へ向かうルート、SNSを通じて会う予定だったタイラーの写真、霊能者のリタ・コリンズのカタログがあった。ナンシーは兄を探していたが生きて会えるという期待をしていないようだった。チャーリーはフロイド・ウォーカーからのeメールを見つける。e-メールには「手を引かないと重大な結果を招く」と書いてあった。

チャーリーとレックスはウォーカーを訪ねe-メールのことを追及する。犯行時間は一人就寝中と答えた。20年前にゲイであるがために警察から小児愛の性癖を持った容疑者とされていた。人々が事件のことを忘れかけていたのに、マルコムに関することを調べるためにナンシーはウォーカーの家に現れたのであった。チャーリーはe-メールの真意を質問するとウォーカーは接近禁止を求める法的措置をとるという警告のつもりと明かした。

帰路、ジョーから電話があって、ジョーの家をレックスと調べてほしいと要請があった。ジョーの家を出たところで娘のカミラが帰宅。チャーリーはジョーが家に置き忘れたものを取りにきたと言い訳した。チャーリーが何も持っていないことに気付いたカミラに対して、ジョーの忘れ物はもう車に置いて、トイレを借りに戻った、しばらく使わないようにとごまかしながら気まずい雰囲気で車に戻った。

署に戻ったチャーリーはカミラについてドラッグを隠していなかったと報告した。ジョーはまだカミラが何かを隠している尾行してほしいと依頼する。 事件についての話にもどるとウォーカーは3年前に不祥事で前の職場を解雇されていたことがわかった。

チャーリーはリタを訪ねた。リタは犬には霊的なものを理解する感覚があると述べたが、チャーリーは意に介さなかった。交霊の結果リタは教会裏の墓地に霊的な反応があると述べた。ナンシーはマルコムが夢に現れていたのでリタを訪ねたのだった。リタはナンシーに夢を日記に書きとめるように話した。リタはその日記を見つけチャーリーに渡した。チャーリーはナンシーの夢日記がもっと見つかれば電話してほしいとリタに番号を渡した。その夜マルコムについての新聞記事の切り抜きを見ながら振り返るとレックスが2匹いてチャーリーに向かって吠え、後ろを向くとマルコムがチャーリーに向かって何かを叫んだ。それはチャーリーの悪夢だった。その夜チャーリーは墓地に向かった。タイラーが先にいて何かを調べていた。その時レックスが道に並べてあるタイルとタイルのあいだで何かを見つけ、掘り始めた。チャーリーはレックスが死体発見の訓練をうけているから、墓場の遺体に反応したのではと思ったが、墓石のない場所だったので、皆で掘り始めた。白骨化した遺体が見つかった。

サラは墓地に囲まれた中で遺骨を見つけることができたことに驚いた。チャーリーは墓地の他の遺体は棺桶に入って深い場所に埋められているが、その亡骸はあまり深くないところに埋められ部分的にむき出しになっていたためレックスがかぎ分けることができた。まだ確実ではないが、おそらくマルコムの遺体と思われた。警察の調査中、周囲の群衆の中にベンがいて、チャーリーに話しかけようとしていたが、それを察したサラがチャーリーを連れて行った。
エグゼヴィア牧師が車のなかの誰かと話していたが、車は去っていった。牧師によるとマルコムが行方不明になったあとウォーカーが許しを請いにやってきたことを述べた。牧師はウォーカーに過ちに向き合い、話をするように言った。

チャーリーはウォーカーの家へ行くと妹のところへいこうとしているところだった。ウォーカーは20年前の犯罪を告白しようとしたのではなかった。マルコムが帰宅するとき車で送ってほしいと言われたにもかかわらずウォーカーは断った。マルコムが帰ったあとほどなくして雨が激しく降り始め事件が起こってから罪の意識を感じたと話した。チャーリーはウォーカーに供述を求め、今度こそ別のことが見えてくるだろうと述べた。そのときリタから誰かに押し入られたと電話があり、チャーリーが到着するとリタは脳震盪をおこして倒れていた。レックスは家の外で泥のカタマリを見つけ、チャーリーはその泥を見て押し入った人物は今日早い時間に墓地にいた誰かだとわかった。

サラはチャーリーと共にカミラを追跡し張り込んでいる。カミラはフードを被っただれかと会い何か後ろ暗いことをしているのではないかと思った。サラがチャーリーを止め、もう少し様子を見るように言った。フードを被った人物は女の子で、カミラはその子と恋人同士だった。チャーリーは立ち去ろうとしたが、レックスが吠えたのでカミラに気付かれた。チャーリーはカミラに謝罪して、ジョーがカミラのことを父親として心配しているのでもっと話をするようにと諭した。

チャーリーとレックスはタイラーの家へ行きレックスがある音に反応した。ジェシーは、タイラーがナンシーを発見する前に録音していた音から何かを見出そうとしていた。タイラーはレックスが霊が発した音を聞いているんだと思ったが、チャーリーはレックスは人間より聴覚が発達していて、人間が聞き取れない音を聞き分けるだけだといった。ジェシーはレックスが反応したある部分の音をピンポイントでフォーカスして抽出してみた。チャーリーとレックスはその音に聞き覚えがあった。それはベンのバンから聞こえていたノイズだった。

ベンのバンを見てチャーリーはベンが潜んでいるであろう家の中に入っていった。不意を打たれ、チャーリーは拳銃を奪われる。拳銃を向けられたまま、チャーリーはレックスにサインを出し動かないように指示、ベンが起こったことを告白するように仕向ける。ベンはマルコムを車ではねていた。大雨の中酩酊状態だったため刑務所行きを免れたいがために自分が庭の整備をしていた墓地にマルコムを埋め隠蔽したのだった。マルコムの件は時効になっているが、新たにナンシーへの殺人未遂で訴追されるだろうとチャーリーは話した。ベンがチャーリーに向かって発砲しようとしたときレックスが襲い掛かり取り押さえた。ベンは逮捕され、レックスはチャーリーに抱きついた。

ナンシーは意識を取り戻し、サラに付き添われてチャーリーとレックスを訪ねた。昏睡状態のときにマルコムが現れて自分はチャーリーとレックスのおかげで発見されたと。ナンシーはマルコムの葬儀をすると決心した。サラがチャーリー、レックスと一緒に参列すると言ったが、チャーリーは署員全員で参列すると話した。

感想
フロイド・ウォーカーが気の毒。ゲイであるがために、20年前も疑われ、職を失った。20年前大雨の日にマルコムを車で送ることを断ったことで自責の念を感じ、懺悔したことでまた疑われた。ひたすら気の毒。
ジョーの公私混同に少し呆れた。

 
今日の英語
タイラーがレックスを見てチャーリーに言った言葉。
Hey, did you know that dogs are in tune with the spirit world?
犬には霊界と波長が合うということ知ってた?
自称霊能者のリタがレックスを見て一言。
Did you know that dogs can communicate with the dead?
犬は死者とコミュニケーションが取れると知ってた?
それに対してチャーリーが
Yeah, I've been hearing that a lot lately.
ああ、最近になってよく聞くようになったよ。

 

 

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