キャスト
セントジョーンズ署
チャーリー・ハドソン 主人公。レックスのバディー
レックス 賢いジャーマンシェパード刑事
サラ 鑑識の女性。本作のヒロインポジ。
ジェシー パソコンを駆使、場所の特定、人物照会、ビデオカメラ解析など行う。（ＩＴスペシャリスト）
ジョー ハドソンのチームの責任者。
レンリー レックスの元訓練士。レックスが重大事件課にいることについてクレーム。チャーリーに厳しい。
ゲスト
バーディ 今回の被害者パルクールを行うフリークスのメンバー
マーク 以前はフリークスの一員。フリークスのウェブサイトと経理を管理。現在は株トレーダー。
クレイグ 通称「モンスター」 フリークスのメンバー。バーディの仲間。事件現場でチャーリーの聴取に応じていた。
ダリア 通称「スリルガール」フリークスのメンバー。バーディの仲間。
メリッサ バーディの婚約者。
ロン メリッサの父親でジョーの友人。弁護士。バーディの職業やドラッグ歴から娘がバーディと交際することに反対。
リジ― パルクールスタントの専門家。事件現場で、ビルから飛び降りたように見せかけて戻ってくる技をチャーリーとレックスに見せる。フリークスと訴訟沙汰になっていた。
パルクールとは？ 自分の身体能力だけでビルの壁をよじ登ったり、飛び移ったり、スパイダーマンのような活動をすること。高いビルの上でアクロバティックなパフォーマンスをしたりと危険と隣り合わせの活動。
以下ネタばれあり
男性が電話している最中、ビルの上からレスラーマスクの男性が彼の車上に落ちてきた。ジェシーの調査により、被害者はバーディ。ビルの上でパルクールのパフォーマンスを生配信中、ビルから落下していた（ように見えた）ことが解る。バーディは危険を顧みないパルクールのトリックパフォーマンスを行うフリークのメンバーだった。フリークは通常マスクをかぶってパフォーマンスを行い、配信でかなりの金額を稼いでいる。サラの簡易鑑識の結果、被害者バーディのドラッグは陰性、かなり酔っていたことが解る。またバーディの頭の傷はマスクをかぶる前に付いていたものだと解り、チャーリーとレックスは事件として調査を始める。
セントジョーンズ署では、レックスを連れた捜査をすることに対してクレームが来たことが解る。K9としてレックスをトレーニングしていたレンリー警部によるものだった。チャーリーはきちんとレックスをコントロールできていると答えレックスにも心配するなと声をかける。
チャーリーとレックスはフリークスの元メンバーで、今は引退し証券トレーダーになったマークを尋ねた。フリークスのメンバーは現在は「バーディ」ことカイル、「モンスター」ことクレイグ、「スリルガール」ことダリアの三人で、生配信を撮影していた二人が共同生活をしている住居を訪れた。彼らは前夜バーディの婚約パーティーをしていたこと、バーディの婚約者メリッサについて話した。
チャーリーとレックスがもう一度事件現場に行くと、リジ―というパルクールパフォーマーが屋上にいて、生配信のパフォーマンスのトリックを実演してみせた。屋上から飛び降りたふりをしてすぐ下の階に降りるというものだった。そのときに人影を見つけチャーリーとレックスは追いかけるがクレイグとわかり、ダリアと共に逮捕した。
検視の結果、バーディは生配信の6時間前にはすでに亡くなっていたことがわかる。生配信でバーディに扮していたのはクレイグだった。（入れ墨の鳥の形が一致しなかった）クレイグとダリアはパーティーで酔いつぶれていて、目を覚ました時アパートの１階ですでに死亡していたバーディを発見。二人はバーディが酔っ払って訓練器具から落下して死亡したのだろうと思い、パルクールスタントファンを失望させたくないという一心で、クレイグがバーディのふりをして生配信、ビルから落下したように見せかけバーディの名誉を守ったと話した。クレイグとダリアは別々に聴取されていたが、供述内容は一致していた。住居の鍵を持つ一人である、婚約者メリッサを署に呼んだ。
チャーリーはメリッサに鍵の在りかを尋ねると、バッグを探したが見つからなかった。鍵を探すアプリを起動するとメリッサの父が持っていることが解った。ジョーが旧知の仲であるメリッサの父、ロンを聴取。メリッサとの交際をどうしても認めたくなかったこと。留守宅にメリッサの鍵で侵入して、上物のコカインを置いて誘惑に打ち勝てるかを試そうとした（嵌めようとしたともいえるかな）。バーディはメリッサを心から愛し、更生させてくれたことを感謝していた。ドラッグに手を出すことはなかった。ロンもバーディの死亡時間には完璧なアリバイがあった。
フリークスはパルクールスタントをオンラインにアップデートすることで数千ドルの報酬を得ていた。リジ―とは、技について裁判沙汰になっていたが、結局関係していたのは元メンバーのマーク。株の損失を補填するため、自分がパルクールに出ていた分の報酬を要求、のまなければウェブサイトをシャットダウンするとバーディを脅迫していたた。バックアップを取っていなかったので、今までの撮りためたものをすべて失うことを意味していた。バーディは怒りマークに詰め寄るが、マークはそばにあった鉄アレイをバーディの頭に振り下ろしてしまう。パルクールの技を使ってバーディのアパートに侵入したうえでの凶行だった。
レックスの件、ジョーがこれまでどおりで大丈夫だとの決定をチャーリーに伝えた。しかしチャーリーはレンリーに怒りをぶつけたときそれに反応してレックスがレンリーに吠えたてたり（レンリーは落ち着いて"Sit"のコマンドを出すとレックスは静かになった）、警察犬のトレーニングを一度も受けたことがないことなどを反省し、レンリー警部に会いに行った。レンリーはレックスには問題なく、問題なのはチャーリー自身が完璧にコントロールできていないのだと話す。チャーリーはその通りだと述べ、レンリー警部にこれからも教えを請いたいと願い出る。レンリー警部は考えておくと答える。
（感想）
命知らずの、スタントパフォーマンスをオンライン上にアップするだけで報酬が得られる、いかにも現代的なお話。ファンを失望させないようにダサい死に方を公表できない、かっこよく極限のパフォーマンスの最中に転落死したのだと偽装する必要があったのか。おばさんには謎です。
本日の英語
There's no substitute for pure adrenaline. アドレナリンに勝るヤクはない。
クレイグとダリアを聴取したときにクレイグが言った言葉。バーディは過去ドラッグ歴があったが、今はクリアになっていた。
バーディを殺害した後、マークはロンが置いたドラッグを持ち去った。それをレックスがかぎ分けバーディ殺害容疑での逮捕につながった。その後、何故持ち去ったのかと尋ねると、自分用だと答えた。そのときに、チャーリーはマイクに同じ言葉をかけた。
Well, maybe you should've stuck to parkour. そのままパルクールを続けていたらよかったのに。
I hear there's no substitutefor pure adrenaline. アドレナリンに勝るヤクはないと聞いたよ。
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