天才スピヴェット | サンタモニカナチョ

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『天才スピヴェット(2013/フランス・カナダ合作)』

原題:The Young and Prodigious T.S. Spivet






監督・脚本 ジャン=ピエール・ジュネ
原作 ライフ・ラーセン


■キャスト
T・S・スピヴェット…カイル・キャトレット
クレア博士…ヘレナ・ボナム=カーター
G・H・ジブセン…ジュディ・デイヴィス
テカムセ・E・スピヴェット…カラム・キース・レニー


■あらすじ
モンタナの牧場で暮らす10歳のスピヴェットは生まれながらの天才だ。しかし家族には全く理解されない。そして父親から溺愛されていた双子の弟の突然の死で、家族の中に自分の居場所はないと思って暮らしていた。そんな中、科学賞受賞の知らせが届き、スピヴェットはワシントンDCでの授賞式に出席するべく、家出を決意。家族の心にポッカリと空いた穴を埋めるために――。







■感想

今年初映画は天才スピヴェット!
アメリを初めて観た時の衝撃を思い出しながら、仕事終わりに観に行きました。


生まれながら天才のT.S. は双子の弟と対照的だ。序盤ではその違いについて丁寧に説明されてます。
4歳にしてすでに研究を始め、ついには賞まで獲ってしまう。
そんな天才なT.S. だけど、弟が銃の事故で亡くなってから、弟の死に常に罪悪感を抱き、家族の中での居場所を見いだせないでいた。





文章にするとすごく重たくて孤独な男の子って感じですが、そこはジャン=ピエール・ジュネ監督ですからブラックユーモアを交えつつ、小ネタ満載のステキな演出でカバー。


時折みせる主人公の妄想と現実が入り混じる演出とか、記号やイラストをつかって説明するマンガっぽい演出とか「あ~コレコレ!」と高まりました。(アメリ以来の興奮)




北海道では3D上映していないだけに、この仕掛けがどんな3Dだったのか気になります。
むしろ3Dで観たかった。絶対そのほうが2倍面白かったと思う。
なんでやってないんだ、北海道。


*---ネタバレ---*


多分観た人は必ずニヤニヤしたシーンは警察がT.S. を捜索するため列車の周りをウロチョロ徘徊するシーン。
キャンピングカーに乗ったT.S. の迫真の演技!!




これは声をかみ殺してニヤニヤした人が絶対いるはずです。

T.S. 大物すぎる。
度胸が据わってなければこんな刺激的なことは回避です。
「天才と変人は紙一重」という言葉が頭をよぎりました。


少し疑問だったのが、お母さんはなぜあの会場にいたのか。
電話を引き継いだのがお母さんだったから察したのかな?
…そう思うことにする。笑


ヘレナ・ボナム=カーターは一般的にティムバートンのイメージが強いと思いますが、ハリポタオタクの私としてはベラトリックスのイメージが強い。笑




磔の呪文がいつ飛び出すんじゃないかワクワクしてましたが、言う訳ない。(そりゃそうだ)
研究者であり、型にとらわれないお母さん役でしたが普通のトーンで会話していることが少し違和感・・。笑


それだけ私の中ではベラトリックスなのでした。

あーなんだかハリーポッターまた観たくなってきたー!


主演のカイルくんはアンニュイな表情がとっても素晴らしかった。弟に対しての罪悪感、父に対してのコンプレックス、天才なのに感じる劣等感。
このまま美しく育ってくれたらいいな~。




観た後にほっこりできて、あの時のあのシーンが観たい!と二度みたくなる映画でした。