こんにちは!英語講師の花井知哉です。
日本国内は、新型コロナウイルスの影響で
何かと自粛ムードですが、
こんな時こそ語学の勉強は手を休めずに
コツコツと続けたいものですね。
さて、今日はタイトルの通り、
「私は知っている」という日本語に対して
英語でなぜ “I am knowing~” と言わないのか、
そのお話をしたいと思います。
日本語の「~している」にあたる英語は
現在進行形の時制だ!と
思っている人はいないでしょうか?
確かに「彼はプールで泳いでいる」は
He is swimming in the pool.
と、現在進行形を使います。
でも、「僕、それ知っているよ」は
I know it.
と、現在進行形を使いません。
なぜこうなるのでしょうか?
そもそも日本語の「~(し)ている」は
ある動作や状態が続いていることを表します。
動作であれば先ほどの「泳いでいる」
状態であれば先ほどの「知っている」
に相当しますね。
でも、英語では動作の継続の場合にのみ
現在進行形を使って
状態の継続には現在進行形は使いません。
というのも、動作動詞、例えば
「彼はプールで泳いでいる」
He is swimming in the pool.
の場合、
「泳ぐ前」⇒「泳ぎ始め」⇒「泳いでいる最中」
⇒「泳ぎ終わり」⇒「泳ぎ終わった状態」
と、どんどん変化が起きていきます。
その中の、「泳いでいる最中」を
現在進行形を使って表します。
一方で「僕、それ知っているよ」は
I know it. ですね。
まずknowは「知る」という動作ではなく
「知っている」という状態を表します。
そしてknow「知っている」は
以前は知らなかった時があり、過去のある時に知り、
それ以来ずっと「知っている」状態です。
その後の変化は普通考えないですよね。
記憶から抜け落ちるとか、
死んで意識がなくなる、とか考えません。
ですから「知っている」と言う場合、
「知っている」という状態がずっとそのまま
続いていくことが頭の中にあります。
従って、ずっと変わらないので
I am knowing などと、変化を意識した
現在進行形を使ったりはしません。
よく「状態動詞は進行形にできない」という
文法ルールを聞いた人も多いかとは思います。
ただの丸暗記に疲れた人も多いでしょう。
でも、こうやって論理的に考えれば
なぜ状態動詞は進行形にできないのかが
分かってもらえると思います。
それを体に落とし込めば、
アウトプットの際にも
「進行形にするんだっけ、しないんだっけ?」
と迷うこともなくなるはずです。
ぜひあなたの英語にも、
こういった論理的な思考を
取り入れてくださいね!
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