「~に向かう」といいたい場合、
たとえば動詞goの後にどんな前置詞を使うのが
正しいでしょうか?
↓↓詳しくは下の方にあります↓↓
こんにちは。
TOEIC満点講師、
花井知哉です。
東京と福岡の間の移動は
9割以上が飛行機だそうですが、
その飛行機に乗ると、
仕事利用の人が多いです。
しかも、頻繁に利用している人も
多いようで、
航空会社のマイレージ上級会員の割合も
他の路線より高いですね。
さて、
「出張で福岡に向かう」という場合、
何と言えばいいでしょう??
まず、例えば男性の同僚が出張で
福岡に「行ってしまった」という場合は
He has gone to Fukuoka on business.
と言います。
さて、今回は前置詞にポイントを絞りますね。
前置詞toは「~へ」とだけ
覚えていませんか?
基本的なイメージを持ちましょう。
基本的なイメージは「到達点」です。
矢印の先っぽをイメージしてください。
すると、東京から福岡に向かう矢印の先が
福岡にありますね。
これが前置詞toの基本イメージです!
一方、アナウンスでよく聞く
This flight (plane) is bound for Fukuoka.
(この飛行機は福岡行きです)
の場合のforはどういった意味でしょう?
一応「~行き」と訳しましたが、
厳密には「~に向かって」という意味。
つまり、目標到達点を表します。
福岡に向かう矢印がまだ点線、のイメージです。
ですから、同僚が「福岡に向かって出発した」は
He has left for Fukuoka.
と表現する必要があります。
この区別を明確にするため、
今度は列車で考えましょう。
1) I took a train to Osaka.
2) I took a train for Osaka.
今日の説明を踏まえて、
違いが分かりますか?
きちんと理解していただけた方は
もうお分かりですね!
1は「列車に乗って大阪まで行った」
つまり、大阪まで行きました。
でも2は、
「大阪に向かう列車に乗った」
という意味です。
その列車に乗って、果たして
大阪まで行ったのか、
それとも途中下車したのか、
分かりませんね。
細かいようですが、
このように、小さな単語として
とらえられがちな前置詞。
一つ違うだけで
だいぶ意味が変わってきます。
決しておろそかにすることは
できませんね!
今日は方向を表す前置詞のうち、
toとforを挙げて、違いをお話ししました。
細かいように思える前置詞も、
きちんとイメージをもって、
正しく使い分ける必要があります。
もちろん、雑談の中では間違えたとしても
それほど影響はないかもしれません。
でも、これをビジネス文書やメールで
やってしまうと…?
かなりまずいですね。
ぜひ、再びあなたの文法書の
「前置詞」の項目を開いてみて、
復習してみてください!
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