コピーロボットは歩道橋好きの少年



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映画館



映画館で映画をみるとき。

外の世界にいるのに、

まわりに人がいるのに、

孤独になる時間だ。

それは時として、

真夜中のベッドの上とおなじ。

暗がりの中で、

一点を見つめながら、

心や頭がうずいたりふるえたりする。


映画をみにいった。

画面の中の人物と、

自分自身が重なり合った。

過去を思い出した。

自分だけが抱えていた感情。

その瞬間、独りになった。


だけど隣りから、

嗅ぎなれてきた匂いがして

なんだか少しほっとした。

現実に存在するものを大切にしたい。




楽しいって



楽しいって気持ちは、

単純なように思えて

けっこうあれこれ入り組んでいる。

どんなに楽しいことをしたって、

心地よさとか安心感とかがなければ

楽しいって気持ちが自然とわいてこない。

心身のコンディションが悪いときには、

これまた楽しさが半減してしまう。

だけど特別に楽しい何かを

あれこれひっぱりださなくても

楽しいって思える時間があって

その気持ちはスポンジに含んだ水みたいに

押してみるとじんわりわいてくるようだ。


子どもの頃、感じていた楽しいと

今感じる楽しいってやつは、

似ているようでちがうようで

似ているようでやっぱりちょっとちがう。





ださ子


自分、ばかみたいだな・・・

そう思っているうちは

もやもやして苦しいけれど

自分ってばかだな・・・

そう思えると、あきらめがつく。

卑下とか開き直りとかじゃなくて

みとめるってことだろか。


33年間、生きてきた自分は

そう簡単にはもう変わんなくて

ダメなとことかダサいとことか

かっこ悪いところとかが

わかりすぎて目にしみる。

かっこつけようとしたって、

自分だけにはごまかせないし、

案外ひとにもばれてるってなもんだ。


そういえば去年、

大泣きしたことがあった。

いとこの結婚式の日、

結婚式で着るワンピースを忘れて、

どうしようかとあせるわ、

自分にあきれるわで泣けてきた。

おばたちがなぐさめてくれて

幸い、軽井沢だったから

アウトレットで買うことができた。

ほかにも飲み会の席で、

カラオケ歌わされているときに

悲しいことがあってマイクもちながら

う、う、うーとやってしまった。

そしたら友達が顔を手で

ぐちゃぐちゃにふいてくれて、

お前はそのままで面白いんだから

そのままいけ!って言ってくれた。

ありがたいね、ほんと。


1人でも生きていけるタイプ。

そんな傲慢な勘ちがいが

梅雨の雨に消されていく。

話を聞いてくれたり、なぐさめてくれたり、

一緒に楽しんだり、一緒に泣いたり、

手を貸してくれたり、助言してくれたり、

いつも誰かに助けられている。

私は1人でなんか生きていけないし、

今までだってそうだったくせにさ。











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