舞台「ハムレット」(シェイクスピアより















わたしが、シェイクスピアにどっぷり嵌るように、
なったのは、


演出家である   菅尾友氏との出逢いでした。



演出家の蜷川幸雄さんの元から
独立し、
ドイツなどで活躍する、
オペラの演出家です。


日本では、新国立劇場で演出作品を手がけたり
している素晴らしい演出家です。




















友さんとの出逢いは、


わたしが、初めて演出した舞台、

「夏の夜の夢」をたまたま観に来て
くれた事でした。

友さんの実家に近いホールでの公演だった事と、
シェイクスピアを演っている舞台を
観ていたという事でした。




わたしの家と近かった事も、
偶然でした。


そして、
意気投合し、改めて  お茶をして
話し合いをした結果、



『「ハムレット」を一緒にやりませんか?』


そう言われたのでした。


モチロン、わたしは、OKサイン。


ハムレットでは、ハムレットの母、
「ガードルード」役を引き受ける事に
なったのです。






公演チラシ






















キャスト&スタッフ








後に、このメンバーの有志たちで、
「マクベス」をやる事になったのです。



ハムレットの稽古も、合宿稽古などをして
とても、
盛り上がりました。



友さんの演出方法は、ユニークなものでした。

博識なのもありますけれど、ね?


キャストは、ダブルキャストで、
それぞれの役が、二人づついました。



ダブルキャストは、チーム事に、
個性が違っていて、
面白いですね。



わたしの演じたハムレットの母、
ガードルードは、
ハムレット役の俳優さんと、
それ程、歳が離れている訳では、
無かったので、
それなりに苦労しました。



演出家は、ある時、
役を離れていても、
親子の設定なのだから、
一緒にお風呂に入ってみてください、なんて
言っていました。




モチロン?そこまでは、しませんでした、
けれど、ね?^^




そんな事しなくても、
呼吸はピッタリで、
役つくりは出来ました。



わたしとハムレットとの稽古は、
互いの顔をスレスレまで近ずけて、
視線をそらさずに、
セリフを連続して話すという事を繰り返しました。
なかなかハードなんですよ?










菅尾友さんとの出逢いがなければ、
シェイクスピア大好きな
わたしは、今、此処にいなかったと想います。

















わたし演じるガードルードの登場シーンで
使用された挿入曲

カッチーニのアヴェ ・マリア








てなわけで、


わたしも、友さんに負けないように、
初心にかえり
いろいろ勉強しないと、かしら、ね?♡♡