6月1日(土)山田和樹指揮によるモンテカルロ・フィル横浜公演を聴きに横浜みなとみらいホールへ。

















ソリスト「真央クン」藤田真央人気故か、まぁシニア女性客多かったこと。

13時45分からの藤田&山田による漫才めいたプレトークの後、14時00分から本公演

前半最初は、ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
この作品夢幻的雰囲気良く現出された美演でした。

続いて藤田ソリストを務めてのラヴェル/ピアノ協奏曲
藤田水際立った美しいピアニズム、とりわけ第2楽章デリカシーに、山田&モンテカルロ・フィル華麗な美しさを以て応えていました
ソリスト・アンコールは、ショパン/24の前奏曲~第7番&第16番好演でしたが、個人的には東京公演で弾いたらしい矢代秋雄作品聴きたかったのだけれど。

後半は、サン・サーンス/交響曲第3番「オルガン付き」
この日の公演一番楽しみにしていた演目でしたが、第1楽章第1部及び第2楽章第2部頂点粗い音塊と化してしまっていたり第1楽章第2部今ひとつ表面的に聴こえ心を捉えなかったりと、些か物足りなさの残る演奏でした。

山田から、今回モンテカルロ・フィル一連の日本公演「RMF & 山田和樹グローバルプロジェクト」として公益財団法人ロームミュージックファンデーション支援のもとに行われ、日本人アシスタント・コンダクター奏者参加している旨説明があり、オーケストラアンコール1曲目はそのアシスタント・コンダクター岡本陸指揮で、シュレーカー/舞踏劇「ロココ」~第3番「マドリガル」豊麗かつ清冽な響きの中に巧く融け込ませた美しい佳演でした。

アンコール2曲目山田指揮で、ビゼー/アルルの女~ファランドール華やかな好演でした。

正直なところ、藤田目当て押し寄せた客層鑑賞環境損なわれるのではないか開演前危惧していたのですが、まずまず杞憂に終わったのは幸いでした。

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