2月14日(水)パブロ・エラス・カサド指揮によるN響第2006回定期公演(2月Bプロ定期初日)を聴きにサントリーホールへ。




















前半最初は、ラヴェル/スペイン狂詩曲
第1曲「夜への前奏曲」冒頭の、第2曲・第4曲にも現れる下降音型冷ややかな不気味さそれを支える低弦意味深さ第2曲「マラゲーニャ」第4曲「祭り」色彩感第3曲「ハバネラ」艶やかさ表出印象的でした。

続いてアウグスティン・ハーデリヒソリストに迎えてのプロコフィエフ/ヴァイオリン協奏曲第2番
第1楽章第2楽章モダニズムの衣を纏ったロマンティシズムとも称すべき情趣第3楽章運動性が、ソリスト指揮者オーケストラ三者一体となった好演体現され、とりわけ第2楽章美しさ傾聴に値するものでした。
ソリスト・アンコール歌心に充ちた艶やかな美演でした。


後半は、ソプラノ吉田珠代独唱に迎えてのファリャ/バレエ音楽「三角帽子」(全曲)
エラス・カサド指揮のもとに描き出される、全曲を貫く躍動感色彩感と時折のユーモア、中でも第2部「近所の人たちの踊り」艶やかさ「粉屋の踊り」「終幕の踊り」情熱奔出魅力的でした。




























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