前半は、シューベルト/交響曲第5番
速めのテンポ基調とし、各声部立体的に浮き彫りにされていました。
第1楽章展開部陰翳から主調の属調であるEs-durでの第1主題再現天上的美しさに到る迄の趣、第3楽章主部暗い情熱中間部伸びやかさとの対比、第4楽章第2主題厳しい表現が印象的でした。

後半は、シューベルト/交響曲第8(9)番「ザ・グレート」
こちらも速めのテンポで、この作品の雄渾さ歌謡性が表出されていました。
基本的な解釈は2017年7月に聴いたN響第1863回定期公演に於ける演奏とほぼ同一だったと思うのですが、やはりNHKホール横浜みなとみらいホールとの差が響き充実度となって現れていたように感じました。

アンコールシベリウス場内空気感はまた一変繊細な表現に皆固唾を呑んで聴き入っていました。






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