12/8(土)、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団横浜公演を聴きに横浜みなとみらいホールへ。
前半は、シューベルト/交響曲第5番。
速めのテンポを基調とし、各声部が立体的に浮き彫りにされていました。
第1楽章展開部の陰翳から主調の属調であるEs-durでの第1主題の再現の天上的美しさに到る迄の趣、第3楽章主部の暗い情熱と中間部の伸びやかさとの対比、第4楽章第2主題の厳しい表現が印象的でした。
後半は、シューベルト/交響曲第8(9)番「ザ・グレート」。
こちらも速めのテンポで、この作品の雄渾さや歌謡性が表出されていました。
基本的な解釈は2017年7月に聴いたN響第1863回定期公演に於ける演奏とほぼ同一だったと思うのですが、やはりNHKホールと横浜みなとみらいホールとの差が響きの充実度の差となって現れていたように感じました。
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