5/25(水)N響第1837回定期公演(5月Bプロ定期初日)を聴きにサントリーホールへ。









指揮Cプロ定期同様ネーメ・ヤルヴィ





前半は、シューベルト/交響曲第7(8)番「未完成」

N響の「未完成」と云うと、2011横浜定期演奏会に於けるヘルベルト・ブロムシュテットの名演が脳裏に浮かびますが、今回のヤルヴィにも、先日のCプロ定期での「田園」が素晴らしかった故大いに期待していました。さて…。

第1楽章冒頭「田園」とは逆の速めのテンポ第2主題かなり抑制された提示に戸惑い…。
第1楽章第1主題直前弦の息を呑むようなピアニッシモ提示部小結尾の第2主題の美しさ深淵を覗き込むかのような展開部前半第2楽章第2主題短調から長調に転じる箇所の美しさ等、流石と思わせる部分はあったのですが、正直なところ総体的には「田園」程の感銘は受けませんでした


後半は、プロコフィエフ/交響曲第6番

前月の第1832回定期公演でレナード・スラットキンの指揮による第5番を聴いたばかりですが、今回の第6番、私にとっては晦渋ではあったものの、第1楽章の展開部の凄絶さモダニズムとロマンティシズムが同居する第2楽章、そして快活さがやがて悽愴さに取って代わられる第3楽章と、ヤルヴィ&N響はその特質を良く体現していたのではないかと思います。