3/5(土)午前中通院その他を済ませてから、神奈川フィル定期演奏会 みなとみらいシリーズ第317回を聴きに横浜みなとみらいホールへ。







2015~16シーズンの掉尾を飾る今回は、近年ますます円熟著しい尾高忠明の指揮による英国音楽プログラム




まずは開演前の団員によるロビーコンサート
エルガー/弦楽セレナーデ~第2・第3楽章が演奏されました。



本公演の前半は、宮田大をソリストに迎えてのエルガー/チェロ協奏曲
哀感を湛えた作品の特質に相応しい演奏でした。
アンコールのバッハがまた、典雅かつ朗々たる好演でした。





後半は、ウォルトン/交響曲第1番
この曲を聴くのは、2013年5月のN響第1754回定期公演以来で、その折も指揮は尾高さんでした。
今回もまた緊迫感・焦燥感を体現した素晴らしい演奏でした。

尾高さん神奈川フィル客演は10年ぶりとのこと。
「普通ウォルトンの後にアンコールはしません!」とことわりつつ、あの大震災から間もなく5年となることをふまえ、エルガー/エニグマ変奏曲~ニムロッドが演奏されたのですが、聴いていて…涙が溢れる程感動的な名演でした。

尾高さん、すっかり巨匠の域に到達されたようです。