ブログを訪問して頂き
ありがとうございます
「鎌倉うずまき案内所」
ブログのタイトルで
驚かれた方もいるかもしれませんが
これはうちの娘ちゃんではなく
小説の中の高校生男子
前回紹介した
「鎌倉うずまき案内所」
青山美智子 著
には
この高校生と母親の葛藤
同調圧力
(ピアプレッシャー)
に悩む中学生女子
の話が出てくるので
紹介させて頂きます
「俺YouTuberになる!」
進路面談で初めて
こんな言葉が
我が子から出たら
動揺しますよね
この母親も同じく
鎌倉に連れて行って
美味しいものを食べさせ
神頼みをしてでも
息子の意志を変えさせようと
がんばります
今横道にそれて
取り返しのつかないことに
なったらどうするのよ![]()
いいから、
受験しなさい
まずはちゃんと
大学に行くの!
痛い、痛い
心が痛い
数年前なら
わたしも同じことを
言っていただろうな
息子の言葉
それは母さんの人生計画だろ![]()
大学生の母親になって
その後は
安定した職業に就いた息子を見て
ああ、良かったわって
胸をなでおろしたいんだ
そうだよね
「あなたのために」って
大抵、安心したい
自分のためだ
今娘に同じことを言われたら
どう思うかな?
と想像したら
「機材はもう
そろってるの?」
が浮かびました
なんてキャパが
広がったのかしら![]()
うずまき案内所に
導かれたお母さんは
どんな変容をみせるのでしょうか
同調圧力が苦しい女子
別の章に出てくる
女子中学生
いつもの4人グループの中で
姫と侍女
の関係ができている
と気付いてしまった
いわゆる
スクールカースト?
陽キャと陰キャ?
同じキャラのグッズを
持っていても
自分は姫二人を引き立てる
侍女として都合がいいから
一緒にいてもらえるのだ
解放されたい気持ちはあっても
あの子一人なんだね
嫌われてるんだね
って思われることが
こわいのかもしれない![]()
姫にからかわれて![]()
本心ではないのに
気になる男の子を
傷つけてしまったとき
その心境を
イエス・キリストの
踏み絵を
踏みまくった
信者の気分![]()
と言っている
わたしも女子校の
経験があるので
同じ物を持って
仲間意識を持つ
というプレッシャーは
覚えがあります
わたしのグループでは
なかったけれど
同じ物が買えなくて
グループから外された
同級生もいましたね
それなのに
娘が○○が欲しい!
と言ったとき
厳しく接してしまったことも
ありました
ダメよ!
の前に
その背後を汲み取って
あげれば良かったな・・・
この女の子も
うずまき案内所で
ヒントをもらいます![]()
まず本音を聞けるお母さんになりたい
これは小説の中だから
ハッピーエンドで
終わるんだ
もちろんそうでしょう
でもお母さんの
チクチクした気持ち
から
境界線を引くまでの過程
思春期の女の子って
こんなことで悩んでいるんだよ
と言う描写は
かなりリアルでした
読む人の立場で
意見も分かれそうですが
娘の不登校を
経験したからこそ
YouTuberになる子どもも
心を痛める子どもにも
今なら境界線を引いて
見守れそうな
気がします
