ブログを訪問して頂きありがとうございます
いろいろな方がブログでも紹介されているこの本
読みました
一気に読みました
作品の中で
「ちゃんとした大人にならなきゃ」
と言う言葉が何回も出てきます
ちゃんとした大人って
ちゃんとしたって
なんでしょうね?
和英辞典で「ちゃんと」を調べると
properly(適切に)
が一番に出てきます
かなりいろいろな場面に使える表現です
ただし
直訳の表現はないので、
何をどのように「ちゃんとする」のか
その内容によって表現を使い分ける必要がある
という注釈付きで
子育ての場面で言えば
「ちゃんと起きて!」
Get up earlier!
「ちゃんと全部もった?」
Do you have everything you have to bring today?
「ちゃんと片付けて!」
Clean up your room neatly.
などなど、properlyで表せない場面は
たくさんある
「ちゃんと」は使いようによっては便利だし
状況によってはずるい言葉だと思う
でも
ちゃんとした大人と
と思い浮かべる時は
properly ではなく respectable
の方ではないでしょうか
「(社会的な基準に照らして)しっかりした」の意味です
She is a respectable person and can be trusted.
(彼女はちゃんとしているから信頼できる)
I bought the this at a respectable shop,
and there is no question about its quality.
(これはちゃんとした店で買ったから、品質は大丈夫だ)
オーレックス和英辞典より
でもこのrespectableって直訳したら
「尊敬に値する」ですよね
ハードル高すぎませんか?
自分が「尊敬に値する」なんて思える人は
いるのでしょうか?
高収入だからみんな信頼できるわけでもないし
この社会的基準がまず曖昧
私は自分を尊敬に値するなんて思えない
謙虚を尊ぶ多くの日本人は
なかなかそう思えないのでは?
向上心があるとも言えますしね・・・
だから
自分たち大人ができていないのに
子どもたちに「ちゃんと」を求める
大人って勝手だ
(自戒を含めて)
私も娘の困りごとを書いているけれど
「ちゃんとしてほしい」ことを
究極に突き詰めるなら
ちゃんと食べて
Please eat enough.
だけでいいな・・・と思えた
大好きな部活も
まだ続けたい学校も
食べないと続かないから・・・
それに気づかせてくれたこの本に
とて感謝しています
棚園先生、ありがとうございます
さあ、今日の夕飯も
娘の好物を1品でも作ろう!