こんにちは

ブログを読んで頂き

ありがとうございます

 

 

今年、図書館や書店を舞台にした本を何冊か読みました

 
どちらも登場人物の悩みに
添った本を紹介する…
というストーリーで
本の中に答えを探そうとする私には
親しみ深く感じられました
 
「古書カフェすみれ屋と本のソムリエ」里見蘭 著
 
 
親子関係の悩みを抱える母と息子
(新しいお父さんと不仲の息子、
その息子を信じられない母)
 
その親子に書店員が差し出したのが
 
ルナール著「にんじん」
 
出版は1874年びっくり
私が読んだこの本は1959年版の訳
 
子どもの頃から
タイトルは知っていたけれど
読んだことはありませんでした
 
作品の感想、というよりは
訳者あとがきの感想
になるかもしれません
 
作者のメッセージを

あげるとするならば、
「こどもを甘くみるな」
ということこだと思う
 
と書かれていました
 
あとがきを読んで
またパラパラ読み返すと
主人公にんじんの変化が
明確に見えてきます
 
にんじんの変化ではなく
私の視点の変化かもしれません
 
家族から虐げられているようで
不憫に思える末っ子の少年は
実は誰よりも家族それぞれをよく見て
上手くコントロールして
実は自由に生きている
 
それも
家族がにんじんを操っているよう
思わせたまま…
 
娘が不登校がちになって
親の心の傷が子どもに影響を与える
という内容の本も読んでいますが
 
どちらにしても
 
子どもを甘くみてはいけない
 
子どもの気持ちを大切にし
一人の個人として尊重しなくては
と感じました