Google新型コロナ予測7/2~7/29が公開されました。
新規陽性者予測数の多い上位10都道府県についてグラフ化してみました。
加えて東京都についてのみ入院、宿泊療養、自宅療養、入院・療養調整中の患者(死亡・回復を除く)予測も重ねてグラフ化しています。
※予測データのモデル詳細は、本記事の最後を参照してください。
※グラフ化の方法は「Google一般公開データからの新型コロナ感染予測(新規陽性者数/東京・大阪・北海道・神奈川)」を参照してください。
Googleデータポータルでは、下記制限があるため今回のグラフ表示では折れ線グラフと複合グラフの重ね合わせを行っています。多少表示が見にくいですがご了承ください。
・複合グラフについては内訳ディメンジョンが表示できない
・Excelのようにピボットテーブルをグラフ化することはできない
7月2日から7月29日までの予測のレポートを下記に載せます。
[考察]:
東京都では2週以上連続で増加傾向が続いたため、新規感染者予測も横ばいから一気に急増しています。
オリンピック開会式のある7/23には1222、7/29には1500を超えています。
一方、入院、宿泊療養、自宅療養、入院・療養調整中の患者(死亡・回復を除く)予測については、7/23には8000、7/29には1万を超えています。
6/30時点の東京都の病床数は6044です。
また入院、宿泊療養、自宅療養、入院・療養調整中の患者の内、入院されている方の比率は50%弱です。
この比率がどの程度満足なものなのかわかりませんが、重症化比率が増加すれば変わってくると思われます。
予測の根拠となる感染症の数理モデルには、当然不確定なオリンピックの増加要因は入っていません。
オリンピック期間中に入院が出来ないために亡くなる方が一人も出ないことを祈ります。
[参照資料URL]:
※Google COVID-19 感染予測 (日本版) の公開について
※目的・予測モデルの概要: COVID-19 感染予測 (日本版):ユーザーガイド
※予測モデル、モデルの開発に使用された方法論に関するホワイトペーパー: Interpretable Sequence Learning for COVID-19 Forecasting