首相官邸ホームページで公開されている5/9時点の都道府県別新型コロナワクチン接種状況を元に、都道府県別の人口から求めた接種率をグラフ化しました。

 

また、Google一般公開データの新型コロナ予測20210514-0610が5/16に公開されたので新規陽性者数についてこちらもグラフ化してみて、ワクチン接種率と照らし合わせてみました。

 

※グラフ化の方法は「Google一般公開データからの新型コロナ感染予測(新規陽性者数/東京・大阪・北海道・神奈川)」を参照してください。

※Google一般公開の予測データのモデル詳細は、本記事の最後を参照してください。

 

 

 

5月14日から6月10日までの予測のレポートを下記に載せます。

 

 

[考察]:

新型コロナワクチン接種状況の元データは、引き続き医療従事者の方々が先行していますが、今回は都道府県別昼間人口ではなく総務省 住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数 2020年を母数として接種率を求めました。

 

接種率を見ると鹿児島が3.8%で神奈川の1.9%の倍となっており、4/23公開の接種状況と比較すると都道府県毎の差が出てきています。

 

Google新規陽性者数予測の方は東京、大阪は収束に向かっているように見えるのですが、広島、岡山、北海道は6/10の予測で約2000~4000と大きく増加しています。(※過剰な予測は今までもあったので当たるとは限りません)

 

Google新規陽性者数予測と現在のワクチン接種率と照らし合わせてみましたが、気づくような相関は見られませんでした。

 

オリンピックの中止が求められてきています。

接種率の増加ペースは今のところ2週間で1%程度で、この先もまだまだワクチンの効果は期待できません。

Google感染予測の方は首都圏は500以下になるかならないか、地方の都市はご覧のように過剰な増加予測が出ています。

 

オリンピック期間中に、入院が出来なくて亡くなる方が一人も出ないことを祈ります。

 

[参照資料URL]:

※Google COVID-19 感染予測 (日本版) の公開について

※目的・予測モデルの概要: COVID-19 感染予測 (日本版):ユーザーガイド

※予測モデル、モデルの開発に使用された方法論に関するホワイトペーパー: Interpretable Sequence Learning for COVID-19 Forecasting